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平成16年第4回定例会(第5号12月22日)

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  1. 城陽市議会 2004-12-22
    平成16年第4回定例会(第5号12月22日)


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    平成16年第4回定例会(第5号12月22日) 平成16年       城陽市議会定例会会議録第5号 第 4 回      平成16年12月22日(水曜)午前10時00分開議   〇出席議員(22名)  太  田  健  司  議 員  奥  田  龍 之 介  議 員  飯  田     薫  議 員  宇  治  タ カ 子  議 員  千  古     勇  議 員  藤  城  光  雄  議 員  寺  地     永  議 員  浦  畑  眞 一 郎  議 員  宮  園  昌  美  議 員  八  島  フ ジ ヱ  議 員  若  山  憲  子  議 員  語  堂  辰  文  議 員
     山  本  俶  子  議 員  野  村  修  三  議 員  安  村     治  議 員  梅  原  一  六  議 員  山  崎     稔  議 員  妹  尾  茂  治  議 員  畑  中  完  仁  議 員  大  西  吉  文  議 員  本  城  隆  志  議 員  奥  村     守  議 員 〇欠席議員(1名)  西     泰  広  議 員 〇議会事務局  樋  口  治  夫  局長  岩  見     繁  次長  茶  木  三 樹 子  課長補佐              議事調査係長事務取扱  向  井  良  次  主事  長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  橋  本  昭  男  市長  栗  栖  俊  次  助役  高  橋  正  典  助役  畑  中  雅  弘  収入役  西  尾  雅  之  教育長  伊  庭  満  雄  公営企業管理者  柏  本  光  司  市長公室長  坂  上     馨  総務部長  木  村  孝  晴  市民経済部長  辻     文  明  福祉保健部長              福祉事務所長  狩  野  雅  史  都市整備部長  池  上  忠  史  都市整備部参事  中  嶋  忠  男  消防長  岩  井     広  上下水道部長  北  岡  信  三  上下水道部参事  中  村  範  通  教育部長  水  野  幸  一  教育部参事  斉  藤  博  行  市長公室次長  有  川  利  彦  市長公室次長              政策推進課長事務取扱  本  城  秋  男  総務部次長  小  林  嘉  夫  市民経済部次長  吉  岡  喜  彦  福祉保健部次長              福祉事務所次長  村  田  好  隆  都市整備部次長  土  井  久  和  教育部次長  田  島  晴  男  教育部次長              学校教育課長事務取扱  西  川  寿  一  監査委員事務局長              公平委員会事務局長  松  本  雅  彦  都市整備課長  井  山  康  一  選挙管理委員会事務局長 〇議事日程(第5号) 平成16年12月22日(水曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問             (1) 妹 尾 茂 治 議員 2項目             (2) 大 西 吉 文 議員 4項目             (3) 畑 中 完 仁 議員 2項目 〇会議に付した事件  議事日程に同じ      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は22名でございます。西泰広議員は欠席の連絡を受けております。  これより平成16年第4回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  日程第1、一般質問を行います。  順次発言願います。  妹尾茂治議員。 ○妹尾茂治議員  〔登壇〕 おはようございます。  通告に従いまして、順次発言させていただきます。  まず最初は、市長さんの言葉遣いということでございます。私が人様の言葉遣いを指摘させていただくというふうな柄ではございません。そういう資格はありませんが、しかし、8万2,000何人かの市民のトップに立つ市長さんの言葉としてはいささか気になるお言葉をちょうだいしましたので、皆さんに聞いていただきまして、また市長さんのその真意をお尋ねしたいと思うんですね。  どういうことかといいますと、11月11日、商工会議所の新役員の就任披露宴がございました。私も招待を受けましたので、そこに出席させていただきまして、皆さんと懇談させていただきました。議員さんもたくさん来ておられたという状況でございます。披露宴でございますから当然お酒も入りますし、乾杯の音頭をとられて、それからいよいよ懇親会に入るわけでございますね。お酒も入ってきますから、宴たけなわという状況でございます。議員さんは議員さんでテーブル、議員さんのコーナーのテーブルがございますから、私もそこへ座っておりました。市長さんが実はこちらの方へ回ってこられて、お酒をつぎに来ていただいた。私もいただいたんです。これは恐らく私が市長さんの杯をいただくなんていうのは市長さん誕生以来初めてじゃないかと非常に光栄に思いました。そのときに私にこういうことを言われたんですね。「いつもようかわいがってくれまんなあ」。正確にそのとおりなんです。非常に低音で、まあ周囲がざわざわしていますから周囲の人に聞こえたかどうかわかりませんけど、私の耳にはっきり聞こえた。そのときに実はびっくりしたんです。それで、市長にこんなことを言われたといって二、三の人に言ったんですけど、まあまあ、ざわざわしたことでしたから、雰囲気ですからそれはそれで終わったんですがね。酔いが冷めてきますね、徐々に。そうすると、最初びっくりしただけで済みましたけど、ゾーッとしてきましたね。そのとき震えがとまらなかった。今もある種の後遺症が残っているんです。いや、ほんとに。この人をかわいがるということの意味です。明らかに前後関係から言って、親が子どもをかわいがるなんていう意味じゃないですね。映画なんかでよく見ますね。しごくという意味が含まれています。私はこういう言葉を生まれて初めて聞きました。したがって、私自身も人に使ったことはありません。これが天下の公権力のトップの持っている市長さんに言われるということは非常にそれは不気味な感じですよ、一市民としては。このかわいがるという言葉、一見、文法どおりにいきますと受動的なように聞こえますけど、実際は非常に攻撃的な意味を、恐らく外国語には翻訳できないような意味が含まれていると思うんですね。どういう意味が含まれているか。覚えておけよ、逆に今にかわいがっちゃるからなと、こういう意味にとれますね。しかし、こういう敵意を秘めた言葉、攻撃的な言葉、これは一体市長さんが使う言葉としてふさわしいでしょうか。しかもそれは市長さんにとっては公務の席だと思う。恐らくお祝い金の一つも持ってきたと思うんですね。ああいう公式の場で、あるいは公務の場でそういう言葉遣いをされるというのは非常に私はショックです。披露宴だからといって無礼講でいいはずはありませんわね。  そこで、市長さんの一市民に対する言葉として、あるいは議員に対する言葉として、実は及ばずながら私も橋本市政誕生のために微力を尽くした、どれほどの力があったかわかりませんけれども、そういう者に対する言葉としてふさわしいのかどうか、適切であるかどうかということをまずもってお伺いしたい、あるいは真意を確かめたいというふうに思います。  2番目に、橋本市長後援会組織についてということでお尋ねします。  最近というか、夏ですか、橋本市長後援会組織が立ち上げになって、新聞報道もされました。後援会旅行もされまして気勢を上げられたと思います。来年の9月選挙でございますから、そのための準備ということですね。事実上の選挙態勢に入った、あるいは選挙に出るぞということの意思表示だろうと思うんです。この後援会組織というのは当然政治家の後援会組織ですから、単なる親睦団体であるはずはありませんわね。選挙が始まったら当然これが選挙組織に稼働していくわけです。そういう政治組織であるわけですが、7月31日の地方紙によりますと、後援会組織の組織図というのが出ているんです。それで、あれっと思ったんですね。それが質問の中心なんですがね。会長に杉山さんという方。これはサンガタウン城陽の社長ですね。それから幹事に沢田さんという方。これは今、山砂利整備公社事務局長なんですね。それから相談役に竹上一郎さんと堀井甚逸さんの名前が出ていますが、これはそれぞれ前会頭、現商工会議所の会頭、お二人ですね。竹上さんはもうやめられましたからそれはそれでもういいんですけど、堀井さんは今現職の会頭ですね。  ちょっと不自然だと思うのはなぜかといいますと、後援会組織というのはかなり橋本市長個人の選挙を応援しよう、後援して盛り立てていこうということでしょう。それぞれ個人的に橋本市政を評価する、あるいは人柄を評価するといういろんな動機でもって後援会に参加するわけですね。ただし、それぞれが皆さん働いていらっしゃいますから肩書を持っています。その肩書抜きにですね、私は個人的に参加するというのは、主張するのはいいんですけど、人はそう見ませんね。  なぜおかしいかといいますと、サンガタウン城陽の社長は、もちろん第三セクターで、城陽市が4,000万円出資しているんです。非常に民間の会社とは言いながら、民間の会社の社長とは言いながら、行政と非常に密接不可分の関係にありますね。それと相談役に商工会議所会頭はどうか。もちろん民間の団体ですが、年間に2,000万円近い補助金を出していますね、これ。行政との協力団体です。こういう非常に行政といろんな意味で太いパイプのつながりのある組織です。そういう会頭が入っていらっしゃる。それから幹事に先ほど言いましたように公社の事務局長が入っている。これも実は公社の理事長は市長さんなんですね。ですから市長の部下なんです。それが後援会の役員に入っている。そして、いざとなったら選挙運動するわけですね。こういう行政組織の協力団体あるいは出資団体、要するに非常に縁のある団体、公的な団体ですね、半分。それを選挙組織あるいは後援会組織に利用していいものかどうかということなんです。疑問なんですね。  そこで市長さんに聞きますが、これはずばっと言って公私混同に当たらないかということですね。  それから、選挙管理委員会に伺いたいんですが、これは公職選挙法に抵触するおそれはないのかどうかということを一度確認したいと思います。  次は、構造改革特区申請についてお尋ねしたいと思います。  ご案内のとおり、小泉行政改革の目玉商品というのがこの2002年に制定されました構造改革特別地域法。それによって全国一律に法的規制が、いろんな法的規制がございますが、特定地域に限ってその規制を取っ払って、そして緩和して経済の活性化、あるいは民間活力を導入しよう、あるいはまちおこしをしよう、ひいては地方分権の進行を図っていこうと、こういうことで、政府が主導でもって特区の申請を受け付けています。それで、このデータを見ますと、膨大な量の特区申請が全国あちこちから申請されています。その中からこれだと思うものを政府が認定するわけで、12月8日で475件が認定されたようです。  これを見ますと、城陽市の議会でもよく議論になったことがある、あるいはどこのまちでもいろいろ問題として浮かび上がっている問題がありますね。1つは建ぺい率を緩和してくれという、そういう特区ですね。それから、よく最近話題になっています小中一貫校の特区を開いてくれと。それから幼保一元化の、一元化あるいは一体化といいましょうか、そういう特区を認めてくれ。それから、ものすごく多い特区申請というのは農地法上の規制緩和。これはご案内のとおり農地法でいろんな縛りがあって簡単に売買できないし、所有権の移転について非常にうるさい。あるいは第三者が営農活動するにしてもなかなか規制があってできない。こういう規制を緩和してくれという特区申請が相次いでいるんですね。  ユニークなものとしてちょっとご紹介しますと、なるほどという特区申請があるんですね。コンビニで納税特区ができないかと。納税できるようにできないかと、こういう特区申請。それから地域通貨を発行できないか。これは民間でちょくちょく試行されていますが、地方公共団体がこういうものを通貨を発行できないかという、そういう特区申請ですね。それから一定条件のもとでの補助金返還義務緩和特区。これはまた、これが認められると、まさによだれが出るような特区ですね、これ。そういう申請も出ていますね。それから公務員の営利企業従事可能特区。公務員は今職務専念義務がありますから別に仕事を持っちゃいかんと、こうなっていますが、そういう営利事業可能特区をつくってくれ。あるいは起業、ベンチャーですね。公務員がベンチャー企業を起こせるような特区をつくってくれという申請もあります。これは実は公務員の人件費の削減の問題とか早期退職を促している特区というふうに理解できると思うんですがね。それから交通規制。これは当然公安の仕事ですが、交通規制の看板を市が立てられるという交通事故防止特区、こういう特区申請もある。それから、これは実に身近な例ですが、消防署員による一定地域の違法駐車、車両撤去権付与の特区、こんなものもあるんですね。これは警察の権限を少しくれという話ですね。それから城陽市には余り縁がありませんが、民家がワインやどぶろくをつくってもいいように規制緩和してくれんかと、こういう特区。今つくったら密造ですね。密造酒。これは観光事業のまちおこしということで、そういう申請が出ている。それから、よくご案内の営利法人による病院や学校の設立特区をつくってくれということで、これは岡山県で既に株式会社の中学校ができましたね。それから、こんなのもあるんですね。教育委員会設置自由化特区。これは廃止してもいいし置いてもいい、そういう選択の自由を認めてくれという特区申請。あるいは住民参加型の教育特区。関連していますが、これは教育委員会にかわって住民の学校運営委員会による学校運営を認めてくれという特区であります。これは現行制度を全部否定するという特区申請ですから非常にある意味では過激な特区申請ですね。そんなこともありますし、それから中には、これは埼玉県の志木市なんですが、市長を廃止せよという、そういう特区もあるんですね。これは理由があるんですが、そういう制度の根本を直してしまう、法律そのものを変えてしまうという特区申請。かなり過激ですね。そういう申請もある。  この中で、いろんなユニークな特区申請の中で、大阪府の狭山市や埼玉県の志木市から出ましたが、収入役の必置規制緩和特区申請が出まして、それが実は地方自治法の改正にもつながりました。必置規制がなくなりました。必置規制の緩和ということで法改正されて、10万人未満の都市は必ずしも収入役を置かなくてもいいというふうに法改正につながったわけですね。  そういうことで一連の流れなり特色ある特区申請を申し上げましたが、本市としては特区申請を本市の行政執行に照らしてどのように考え、かつ、どのような対応をしてきたのか、教えていただきたいというふうに思います。  以上です。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは私の方から、妹尾議員一般質問にお答えをさせていただきます。  私も市長の重責を担いまして、はや3年3カ月が経過しようといたしております。大変財政厳しい状況の中ではございましたが、ある種施策の展開が図れた、このように思っております。これも言ってみますと議員各位のご理解やご協力をいただいたたまものというふうに思っているわけでございます。大変感謝をいたしております。妹尾議員におかれても、ある種ご理解をいただけなかった、こういった事案もございましたが、一定施策の推進には議員としてご理解をいただいた、このように感謝いたしております。  そこで、本日の一般質問、今聞かせていただきました。会議所の新役員就任披露式ですか、その後に行われた懇親会の場であった、こういうことでございます。議員からは、大変表情豊かに、びっくりした、ぞっとした、震えがとまらなかったという表現も交えて今私にお問いかけをいただいたわけでございます。正直言いまして、妹尾議員がお問いかけがあったそういった会話、克明には記憶いたしておりません。  私は懇親会の場というのは、ねんごろに親しむこと。懇親とはですね。それから交際を厚くすること。これが広辞苑を引いてまいりますと、懇親とはそのようにうたわれているわけでございます。先ほど前段で申しましたとおり、そういう中で、きょう市議会の一般質問の中でその種の発言を受けるというのは極めて、正直申し上げまして、不愉快というふうに思っております。  私ども、妹尾議員の発言は先ほども言いましたように、その種の克明に記憶がないと。これは正直なことでございます。議員がおっしゃっておられたような、例えば、いつもようかわいがってくれるなあということでしたね。まあまあ、私が生まれ育った地域では、ようかわいがってくれるなあというのは、妹尾議員、そんな大きな問題じゃなしに、親しい中での会話というのが私が生まれ育った地域でございます。したがって、意図的なものはいささかもないということをあえてお答えをさせていただきたいと思います。  それと、懇親の場、公務ということでございましたけども、確かに私も肩書を持った城陽市長としてそこにお招きいただいたわけでございます。その懇親の場であったわけでございますが、お酒をつがせていただいて、そういう場であった。たびたびあるわけでございます。常々そういったお世話になった気持ちを表現としてあらわさせていただく必要な行為というふうに思っているわけでございます。したがいまして、相当大きな衝撃を受けられたということで、あえて時間を割いて一般質問を展開されたわけでございますが、私といたしましては、妹尾議員が受けとめられたそのような思い、意図はいささかもございませんので、その点ご理解を得ておきたいと思います。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  井山選挙管理委員会事務局長。 ○井山康一選挙管理委員会事務局長  後援会に関しまして、私の方からご答弁いたします。  まず、後援会とは、政治上の主義もしくは施策を推進し、支持し、もしくはこれに反対し、または公職の候補者を推薦し、支持し、もしくはこれに反対することを目的として行う直接間接の一切の行為をいうと解されております。これらは憲法第21条によって国民の政治活動の一端として自由にできることが保障されておりますが、一般職に属する国家公務員については国家公務員法で、一般職に属する地方公務員についは地方公務員法で、また公立学校の教育公務員教育公務員特例法で、それぞれ政治的行為が制限されております。今回のご指摘の方々の後援会の加入につきましては、公職選挙法政治資金規制法上からは問題がないと考えております。しかし、後援会の届け出等につきましては京都府選挙管理委員会の所管となっておりますので、その点ご理解をお願いいたします。  以上です。
    八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  それでは私の方から、構造改革特区につきましてお答えいたします。  本制度は、ご質問にもございましたが、経済活性化を目的といたしました規制改革、あるいは規制緩和を通じた構造改革を一層進めていく必要があるということで、地方自治体民間事業者などの自発的な立案によりまして、地域の特性に応じた規制の特例を導入して、地域が自発性を持って自立し、そして自立した地方が互いに競い合うことによって経済社会の活力を引き出していこうという考え方に立って導入された制度であると。地域の自立と、それからその自立をてこにした経済活性化というのが目的であると、このように考えております。  また、この制度の特徴としましては、国がモデルを示すという今日までの形ではなく、自立した地方が地域の特性に応じた新しい事業の提案を行うということを前提としており、国による財政措置というのは原則的にないということでございます。提案や申請に当たっては府県を経由することなく、これも今日までと形は異なるんですけれども、地方自治体民間事業者が直接国へ申請する方法という形をとっています。市といたしましては、地域の資源、特性を生かし地域の活力を見出していくには有効な制度であると、このように認識いたしておりまして、今日まで、これは平成14年の7月が第1次ということで、現在第7次まで設けられているわけですけれども、庁内での議論、検討はしてきたところでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  私の後援会組織についてご質問をいただきました。今、選管の局長から後援会に対する公式的な見解はお答があったわけでございますが、後援会とは、ここの議場におられる皆様方、それは大なり小なり後援会組織をお持ちでございます。大変温かいご支援いただく団体というふうに思っております。幸いにいたしまして、私もこの16年に入りまして後援会組織を立ち上げていただきました。本当にそういう温かいご支援をいただく団体と感謝をいたしておるわけでございます。  そこで、妹尾議員からはお名前を挙げたり、肩書を挙げられたり、それからその団体がどの種の団体か、こういったことも克明に列挙される中でご質問いただいたわけでございますが、私といたしましてはいささかも公私の混同はない。このように思っております。 ○八島フジヱ議長  妹尾議員。 ○妹尾茂治議員  市長さんの言葉遣いということであえて挑戦的な質問をさせていただきましたが、今記憶にあるないにかかわらず、私が指摘したような意図はなかったということなので、それはそれで了解するんですがね、あなたの生まれ育った枇杷庄ではこれは親しみのある表現だということで、それは今初めて聞いたんです。私の生まれた地域は非常に敵意に満ち満ちた表現なんです。だから、これは勉強になりましたね。だから、以後、そういう人もいると。市民もいるということをひとつ気遣っていただきたいと思います。言葉というのはちょっとした言葉で私のように興奮する人もおれば、さらっと受けて流す人もおれば、親しみを感じる人もいるかもしらんけど、いろんな人がいるんやからね。特にお酒の席ですからついついというお話もありましたが、まあ、これはお酒の席であろうとどこであろうと、言葉遣いというのは何かにつけて気をつけないかんことですから、そんなことでね、お互いなんですけど、これは。特に市長さんは力を持っていらっしゃるから、よくよく気をつけていただきたいというふうに思います。変に誤解されると思うんですね。  それから、後援会組織についてということでお尋ねしましたが、まさに後援会を立ち上げられまして、これからいよいよ来年の選挙に向けていろんな準備をされていくというのは、市長であろうが市会議員であろうが、選挙になればそうです。まさに市長さん、今、候補者がねえ、市長以外に、正式にはされていないけど、だれも意思表示している人がいるわけでないから、今独走態勢ですわね。むしろ、さあだれでもいいからかかってこいという恐らく自信にあふれた心境だと思います。ですけど選挙というのは、これはいろんな人が動きますから、あるいはいろんな事件が起きますから、城陽市も例外じゃないでしょう。気をつけられたらいいんですね、これ。  それで、選管の見解はそれはそれでわかりました。そういう見解だと。  公私混同ではないという話。私は公私混同のそしりを免れないのではないかと。これも見解の相違なんですけどね。これね、商工会議所に限らず、山砂利の公社に限らず、サンガタウン城陽というそういうものに限らず、行政の協力団体は山ほどありますわね、補助金を交付したりして。こういう今まで、今日までずっと行政とつながりの深い、行政とつながりがあるということは、そこへ補助金なり出資という名目はともかくとして公金が入っているんです。公金というのはいろんな人たちの税金の一部が入っているということでしょう。その組織の長を自分の後援会組織にもし入れて、役員になってもらって、あるいは選挙運動してもらって、それで自分の集票活動をやっていくと、こういうことですわな、後援会というのは。これが許されるならですな、仮にですよ、いっぱいいますよ。例えば余暇センの理事長も後援会の役員になったっていいじゃないか。違法ではない。社協の会長だっていいじゃないかと。いっぱいいますわ。文化協会の会長さん、体育協会の会長さん、それだったら本当にたくさんありますわね。これはやっぱり行政から補助金をくれとか、あるいは協力してもらうのに行政が助成金を出そうとか、いろんなことでつながりのある団体なんです。無数にある。それは行政とのかかわりがある組織であって、たまたまそこの会長さんを自分のこういう選挙を中心とした後援会活動に動いてもらうというのは、これはやっぱり違法でなくても、これは公私混同のそしりは免れないんじゃないかというのが私の意見なんですね。  例えば、行政との協力団体でなくても、仮にこういうことを質問させてほしいんですがね。これも違法でないかもしれませんが、城陽市の指名業者、たくさんありますね。それを指名業者の社長と親しいから自分の後援会の会長になってくれ、役員になってくれとか言った場合に世間はどう見るかです。それは公私混同と言えるかどうか。言えないかということを、これは1つのケーススタディなんですね。これねえ新聞に載ったからたまたまそういう問題として出てきたんです。なければそれはわかりませんよ。今だから取り上げているんですね。  それから、選管に改めて聞きますが、山砂利採取整備公社、これは近砂利、京都府、京都市、それぞれが出資してできた公益法人でしょう。これの、さっきも言いましたが、理事長が橋本市長なんです。市長だから理事長になっている。分けることはできませんわね。向こうに行ったら一民間の社長だ、こちらに来たら一行政の長だというふうに、そう器用に分けられるものじゃない。その部下を後援会の組織に入ってもらってこれから運動してもらおうと。今何も動きは特に選挙でないでしょう。今はいいですよ。選挙になったら稼働するわけです。そうすると後援会組織のことですから、当然山砂利整備公社の幹事たる者は集票活動するわけです。やったっていいということになるわけですね、違法じゃないんだから。極端なことを言ったら公社の建物自体、鴻の巣会館のあそこの部屋自体があれ、もう選挙一色でやったって、まあいいわけです、業務に差し支えなければ。という極端なことも考えられる。市長が同じようなことをここの市役所の中でやったらどうなるか。部下を集めて「頼む」と。これは地位利用でしょう。完全なご法度ですね。同じ市長が今度は公社の理事長として向こうに行って「頼む」、それは違法ではない。地位利用に当たらない。これは非常に疑問ですね。同じ人物がやるわけです。これは選管としてはどういうふうに考えていらっしゃるか、お聞かせいただきたいと思います。  構造改革特区申請についてお尋ねしましたら、検討してきたというお話で具体的なお話がなかったので、さらにお尋ねしたいと思うんですがね。  それぞれの地域でまちおこしなり、その地域の社会あるいは経済の活性化を図ろうということで、地域から、自治体であろうが、民間であろうが、個人であろうが特区申請をして、そしてこの規制を緩和してくれと。そうすることによってこういう事業展開ができるんじゃないかということですね。それが特区ですが、城陽では城陽バージョンの特区申請があってもいいんじゃないかと思いますがね。  城陽で何と言っても、あっ、これは特区申請してもし認定されたらものすごいことだなというふうに思うのはやっぱり山砂利採取認可についての特区申請はどうかと、こう思います。今は法律によって京都府知事が認可権を持っていますね。これは山砂利採取というのはそこらそんじょの採取と違って、まさに日本でも有数の採取地ですね。そういうことを考えますと、また今日までの歴史なり、あるいは将来に対するまちづくりも考えてもね、これはまさに城陽で言う山砂利特区と言ってもいいと思うんですね。特別な地域だと。そうすると、許認可権をひとつ城陽市に寄こしてくれと。みずから住民が決めるんだと。最終的に市長さんが判断して許認可を決めるんだと、許可するんだというふうなことがあったっていいんじゃないか。まさにこれは城陽バージョンなんですが、そういうことがあってもいいんじゃないかと思います。  それから、もう1つ城陽市に特徴的なのは、これは農業の分野ですが、観光農園でもある芋畑ね。これは全国であちこち名産の芋畑ぐらい、そういうのはありますがね、城陽市ももちろんこの芋畑というのは観光も含めて非常にまちづくり、まちおこしに有意義な地域だと思います。私はさっき言いましたように、非常に全国あちこちで農業関係の特区申請が相次いでいますからね、城陽市も例外じゃなくて、そういうことで、たかが芋畑をつくるにも後継者不足だということになってくれば、むしろこれからの観光ということも含めて、こういう特区申請をすると。そして場合によっては民間のだれか、会社でもいいし、NPOでもいいし、我と思わん者に営農活動をしてもらって、芋畑の農業をですね、芋栽培をやってもらうというふうなですね、今は簡単にはできませんが、そういう申請があってもいいんじゃないかというのが、これが城陽バージョンにならないかと思うんです。  それからもう1つ、城陽バージョンで特区申請を出してほしいなと思うのは地下水のくみ上げ規制。大都市、大阪・東京とか大都市は地盤沈下ということを前提に地下水のくみ上げが規制されていますよね。我が地域はそういう規制の枠外で、規制できない状態ですね。井戸を掘るにしても、井戸を掘るのは自由。ただし一定規模以上は届け出をせえというだけの話で、全く自由ですね。これは城陽市は当然飲料水に対する地下水の比重が70%、75%ありますから相当地下水の比重が高いということからしても、地下水の涵養対策はもう避けて通れませんね、これ。どんどんどんどん地下水をくみ上げたら、いずれ飲料水がなくなってくると。よく井戸枯れだと言いますが、サントリーの山崎、あれはサントリーが自分の会社のお酒をつくるのに地下水をくみ上げましたから枯渇しましたね、井戸が。ああいうふうにして井戸が枯れますと当然それは我々の飲料水に直接響いてくるという意味では地下水のくみ上げ規制の特区があってもいいんじゃないかというように、これは城陽バージョンだと思うんですが、いかがでしょうか。  それと、これは高橋助役さんにね、京都府出身の、お尋ねしたいというか、ご答弁願いたいと思うんですが、京都府が特区申請しているんです。高橋助役さんはよくご存じだと思いますね、府の職員として長年いられたから。どういう特区申請かといいますと、京都ITバザール。ITですね。成長産業集積特区ということで、これはどういうことかというと、ITものづくり拠点形成地域をつくると、その特区の中にね。あるいはちょっと意味がよくわかりませんが、グローバルものづくり拠点形成地域をつくる。ベンチャービジネスの拠点形成地域をつくるとか、それから今はやりのSOHO拠点形成地域をつくるというふうな、そういう構想を持っていらっしゃる。この説明を見ると、京都府南部地域には世界的な技術力を持つハイテク企業、大学、研究機関等が集積している。学研都市のことでしょうか。こうした条件を生かして、大学の学部等の設置の許可制ですな。今は許可制ですから、それを届け出制にしてくれんかという、これは規制緩和ですね。あるいは外国人研究者の在留資格の緩和など、研究開発、国際交流、産業立地等に関する規制の特例を行うことにより、IT産業及びITを活用した成長産業の集積エリアを形成すると。こういうことで、京都以南はじゃあどういうところかと具体的に書いているんですわこれ。これが質問なんですね。宇治市、久御山町、それから宇治田原町、それから井手町が入っていまして、それで精華町も入っているんですけど、これは木津川右岸といいますか、学研都市の隣だからそれは別にして、木津川右岸でねえ入っていないのはなぜか城陽市が入っていない、この資料を見ると。これは助役さん、どうしたことでしょうか。内情をちょっとお聞かせいただきたいと思いますね。ほかは入っているから城陽市も入れてもらったら、それであれでしょう。一番スマートでしょう。特に入っていないんです、ここはね。抜けているんですわ。これは何かわけありのような気がしますね、これ。なぜこれ京都府は城陽市を除外したのか。南部ですから一体的なものですよ、これ。学研都市絡みもあるし。そのあたり事情をご存じでしょうから、お聞かせいただけませんか。  次に、特区申請で、これは全国あちこちで先ほど言いましたように相次いでいるのが幼保の一元化、あるいは一体化といいましょうか。これの特区申請が相次いでいますね。データを見ますと、その特区申請で認められたのが60数件認定がある。これは一元化、一体化、その他いろんな構想がありますから、それも含めての特区申請なんですがね。一体化、一元化だけで言いますと10だったかな。それぐらいあるということで、認められているんですね。今実は、来年ですか、これは新聞で見ましたけども、来年度は厚生労働省がといいますか、まあ政府がといいましょうか、全国30カ所ぐらい、まあひとつモデル事業としてやっていこうということが新聞に出ていましたしね、これは非常に全国的に問題になっている課題ですがね、城陽市も例外じゃないと思います。  で、これがですね、なぜかというと、状況全体がご案内のとおり少子化ということがあるし、それからとにかくお母さん方が働いていると。ということは保育の人数がものすごく多いんです。城陽市も例外ではない。逆に幼稚園へ行く子どもたちが少なくなって定員割れも起こしているということで、まさに城陽市も例外ではないですね。そういう全体状況のある中で、そして城陽市は城陽市で、かつて、橋本市長になってから富野幼稚園をこしらえて今大きくなったということもある。あるいは最近保育所の整備計画をつくったということもあって、この幼保の一元化あるいは一体化というのは昔からここで議論になっていたにもかかわらず、全然特区申請という話になっていないようなことですね、今。これだけ全国的にも、また城陽市でも議論されたことですから、こういう特区申請ぐらい出されてもいいんじゃないかと。これは申請ですから、認定されるかどうかは別の話ですからね。だから、それはそれでやっぱりこういう問題があるということを城陽市としても出してもいいんじゃないかと思うんですがね。これは教育委員会、あるいは福祉部、それぞれのご見解をお聞かせいただきたいと思います。  それから、さっき教育委員会を廃止したらどうかとか、置く置かないは自由だという、そういう特区申請があると。これは数はたくさんありませんが、そういうある意味では過激な申請がありますね。学校教育をめぐっては、世の中の非常にテンポが早いものですから、いろんな意味で教育の環境が変わっていますし、また変えなきゃいかん、変えていこうということで、これは教育基本法のああいう大きな問題までこれから見直していこうという時代ですから大変な環境の変化です。例えば学校週休2日制度になりましたけど、どうもこれはいろいろ問題があるから、もう一度土曜日も開校できるようにしたらどうかという動きもありますし、それから、子どもの学力が随分低くなっているというのがこの間も出ていましたけど、それとともに教師の学力が随分低くなっているという話もあるし、こういう問題をどうするかという問題も出てきていますね。あるいは制度改正されましたが、民間から校長を出してもいいんじゃないかということで、実際に民間から校長を起用した例もあるということでですね、大変いろんな意味で激変していることは事実です。小中一貫校も実現しているところもあるし、あるいは京都の洛北みたいにね、洛北高校か、中高一貫校みたいなのも認められたということもあるし、それから六三制を今日まで戦後ずっとやってきたけども、この義務教育の区切り方を五四制にしたらどうかとか、あるいは四三二制にしたらどうかとかいうことで、結局子どもの成長の度合いと、それから今日までの学区制とちょっとマッチしてきていないんじゃないかという議論もあって、これも中教審で議論されるようですが、そういうふうに環境が激変しているということを前提にして、そこで教育委員会のあり方ですね。  教育委員会というのは戦後日本が戦争に負けて、今まで戦前は軍国主義教育でしたから、それをまさに一言で言えば民主化教育をやっていこうということで、そういうアメリカの肝いりでできましたね。それで、教育委員というのは一般市民から教育委員を選んでもらって、そしてその委員さんがみんなで意見を出し合って教育行政を進めていこうというのが今の教育委員会の制度の始まりですね。これはレイマンコントロールといいまして、一般の素人が教育をどう見るかということで教育行政に携わってもらおうと。国が直接にやったらいろいろ弊害があるということの思想ですね。これが長年続いてきまして、最初は教育委員の公選制があった。それがなくなった。東京都の中野区では準公選制をやってそれに準ずる、条例化してですね、教育委員を選挙でやってもらおうというふうな準公選制もできたと。しかし、それも時の流れで廃止がされたということで、これも実は時代の流れとともにいろいろ変化してきたということも事実。いろいろ教育委員の仕事、今日までいろんな重責を担っていると思います。しかし、今、ここだけという話じゃないですよ。全体的に言われていることはどういうことかというと、合議制でしょう。だれかが仕切って多数決で決めるという話じゃないんですね。みんなが合意したことだけを執行するとなっているんです。1人でも反対したらできない。合議になっていないからできないとなるわけですね。多数決で決めないんです、これ。それで、これがなぜ一見いいように見えるんですけど、これがちょっといろいろと教育の多様化といいますか、いろんなもので迅速化というか、いろんな課題に取り組んでいかないかんというときに、タイムリーに迅速化に対応できないんじゃないかという話がある。それから先ほど言いましたように、合議制ですから、最終責任者がだれかという法的責任があいまいなんですね、これ。教育長というたって1人の教育委員として出ているわけです。事務局をつかさどるというだけの話で、法的責任がないという話があるということもあってね、そういうこともあって教育委員会を自由化したらどうかという話が出ているんですね。具体的に昔から言われてきたことですけど、予算の編成権がないとか、あるいは教職員の人事権がないとかいうこともあるし、あるいは城陽市はそんなことはないだろうと思うけど、委員さんが名誉職になってしまって、事務局案、教育長案、それを承認する機関になってしまっているんじゃないかとか、いろんな問題点があるということで、今、教育委員会の見直しも中教審で進められているという話を聞くんですが、これについて教育委員会としては特区申請もあることだし、城陽市の教育行政を振り返って、教育委員会のあり方に何か問題点はないか。ないならない、あるならどういう問題点があるかと。過去から続いてきた教育委員会の組織を未来もずっとこのままでいいと思っているかどうかということをひとつ聞かせていただきたいと、教育長の見解を。  今、生涯学習の時代でしょう。そうすると、教育委員さんもあるけれども、ほかに社会教育も所管するんですが、社会教育は社会教育委員さんがまた別にいるわけですよ。こんなの同じように同じ土俵に入って一緒に議論したらいいじゃないかと思ったりしますわね。学校教育だって生涯教育、生涯学習、社会教育も生涯学習でしょう。今そこに壁をつくる必要があるのかどうかという議論があると思うんですね。そういうふうに思うので、そのあたりのご見解をどう思うのか、聞かせていただきたいというふうに思います。  それと、最後になりますが、先ほど触れましたけど、地方自治法が改正されまして、人口10万人未満のまちは収入役を置かなくてもいいというふうになりましたね。置いてもいいし置かなくてもいいと、こうなったわけですね。以前ねえ、実は大分前ですが、この点について質問したことがあるんです。城陽市は畑中収入役がいらっしゃるのにえらい失礼なんだけど、収入役を置かなくてもいいじゃないか、あるいは公営企業管理者は置かなくていいじゃないか。市長が兼務したらいいじゃないかと。助役は1人でいいじゃないかとか、そういう提案をさせてもらって随分憎まれたんですがね。そのときの収入役に関して言えば、収入役は法律上は必置なんだと。置かなければいけないのだと、こういうお話でした。その当時の地方自治法にそう書いてあったわけですね。今度その必置規定がなくなったわけです、10万人未満は。さあ、そこで城陽市としての考え方を聞かせていただきたいというふうに思うんですがね。  以上、第2質問とさせていただきます。 ○八島フジヱ議長  井山選挙管理委員会事務局長。 ○井山康一選挙管理委員会事務局長  地位利用についてお答えいたします。  地位利用につきましてでございますが、個人の政治活動は保障されておりますので、個人の判断による個人の活動であると思います。市長、理事長の指示によって行われるのではありません。組織自体として加入しているといったものでもございません。したがって、地位利用などの法令に抵触するものではございませんし、財団法人城陽山砂利整備公社は民法第34条に基づきます公益法人でございますので、公職選挙法第136条の2に規定する公務員の地位利用には該当いたしません。  以上です。 ○八島フジヱ議長  池上都市整備部参事。 ○池上忠史都市整備部参事  それでは、構造改革特区の個別のご質問のうち山砂利採取の認可につきまして、私の方からご答弁を申し上げます。  山砂利採取の認可につきましては、山砂利採取に伴う災害防止等、採取業の健全な発達に資することを目的としまして、昭和43年に通産省への届け出制から知事の認可制に砂利採取法が改正をされまして、それ以降、知事の権限として全国統一して適用されておるものでございます。また一方では、認可権者であります京都府と城陽市が連携をして山砂利対策を実施しておるところでございます。このような中で、認可権限が知事権限であることの支障はなく、構造改革特区によって砂利採取の認可権限を移譲する必要はないものと考えております。むしろ権限移譲することで、京都府の山砂利対策への認可権者としての役割や城陽山砂利採取地整備公社に対する京都府の参画が後退するものと考えております。 ○八島フジヱ議長  木村市民経済部長。 ○木村孝晴市民経済部長  それでは、農業特区に関しまして答弁申し上げます。  農業従事の取り扱いにつきましては、補助的な従事についての制限はなく、専従者との調整をすれば、非農家でありましても農業に従事することができますし、また現在、芋栽培農家で特に不足しているというふうにも聞いておりませんので、将来的にはともかく、現在のところ特区については考えていないところでございます。  次に地下水についての特区でございますが、現在、地下水採取につきましては城陽市地下水採取の適正化に関する条例に基づきまして、新たに井戸を掘る際には市への届け出を、また、届け出のあった主な井戸に対しましては毎年採取量の報告を義務づけ、その現状把握に努めているところでして、これも現在のところ規制の特区については考えておりませんので、よろしくお願い申し上げます。 ○八島フジヱ議長  高橋助役。 ○高橋正典助役  構造改革特区に関しまして、まず収入役の廃止についてのご質問でございますが、収入役につきましては先ほどの説明のとおり、地方自治法におきまして、設置、職務権限等の定めがございます。構造改革特区の第3次提案の中で市における助役の収入役事務検証の容認の申請が出されまして、その結果、規模の小さい市の収入役の必置規制を見直し、助役が収入役の事務を兼掌することが可能となるよう措置するとされたところでございまして、去る11月までに地方自治法の一部改正、関連政令の改正がなされまして、条例で収入役を置かず、市長または助役をして、その事務を兼掌させることができる市は人口10万人未満の市ということになったところでございます。  本市におきましては、地方分権の推進などに伴い業務も拡大している今日、本来の市政執行体制が整って初めて適正な運営が図られると考えておりますので、現時点におきまして収入役の廃止は考えていないところでございます。  次に、京都府の特区申請、ITバザールの件についてでございますが、これは平成15年度当初の特区申請に出されたものでございまして、ITバザールに関連する産学連携等に係る規制緩和を求められたものでございます。申請を出された当時、私も直接照会いたしまして、ITバザール構想が京都の南部全域にかかっておりますので、城陽市も含め、この規制緩和申請の対象であるというふうに理解をしております。今回、宇治市等表示のありましたところについてはちょっと手元にデータがないんですが、ここは具体的に企業または大学等の連携の関係の事例があって表示されているというふうに理解をいたしております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  西尾教育長。 ○西尾雅之教育長  それでは私の方から、教育委員会の関係につきましてご答弁申し上げます。  国の構造改革特区におきまして、教育委員会の廃止については、ご質問にありましたように志木市が、現行の制度では合議制のために責任の所在があいまいなことや迅速な対応ができないというような理由によりまして、教育委員会の廃止を提案しております。しかしながら、文部科学省におきましては、これを特区になじまないとして認可されなかったと聞いております。  また、平成16年3月4日に、文部科学大臣より中央教育審議会に対しまして、地方分権時代におけます教育委員会のあり方についてという諮問がされております。現在種々議論されておるところでございます。特に問題点として挙げられておりますのは、予算編成権がなく独自の施策を打ち出しにくいという点、さらには市町村教諭に教職員の人事権がないという点、3点目としましては、教育委員が半ば名誉職となり、事務局案を承認する機会になっているというような現行制度の問題点が取り上げられまして、その中で中教審はそれらの点についてと、さらに加えまして、社会教育やスポーツ文化の首長部局への移管、さらに広域行政単位の教育委員会の設置、3点目としまして、委員選任のあり方なり、4点目は都道府県と教育委員会の役割の分担、このような内容について議論されているところでございます。特にご質問にありました多くの課題といいますか、教育改革についての課題が今現在検討が進められておりますけれども、城陽市の教育委員会といたしましては基本的には改革のための改革であってはならないという点を基本に置いております。やはり改革するに当たっては1つの大きな目標といいますかを立てて、それに向かって何をするかという、改革はあくまで手段であるという位置づけをしておりまして、当然現行の問題点、現状を把握して、それに対する課題等に対してどういう目標を立てるかというような基本スタンスでそれぞれ各委員さんについては議論されているところであります。  それとあわせて、ご質問にありました生涯学習、社会教育関係でありますけれども、これは大きく考え方としましては、1つには学校教育がございます。もう1つには社会教育がございます。これらを包含するものとして生涯学習というものがあろうということで、そういう位置づけで学・社連携なり学・社の連結、さらには生涯学習についての位置づけをして議論をしているところであります。したがって、ただいま申し上げましたように、教育委員会の形骸化などについては、本市について教育委員の方々はそういう議論なり、さらには学校関係とかの懇談にもご出席になるなど幅広く教育委員が活動されておりますことから、現行の制度において特に問題となっております形骸化の問題についてはないものということで考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  中村教育部長。 ○中村範通教育部長  それでは私の方から、幼保一元にかかわっての答弁をさせていただきます。福祉の方と課題が重なっておりますが、私の方でまとめて答弁をさせていただきます。  幼保の一元化につきましては、ご指摘のように、働く母親の増加による幼稚園での預かり保育の実施、また自治体によりましては保育所と幼稚園の境界線がより接近しているという実態の上に幼保一元化が必要な場合に、構造改革特区認定による取り組みや独自の取り組みが各地で実施をされているところでございます。  本市におきましては、既に福祉事務所において、これもご指摘ございましたが、保育所の施設の整備及び運営に関する計画を策定しておりまして、その実現に向けて取り組んでいるところでございますし、幼稚園におきましても富野幼稚園を改築整備するなど、幼稚園教育の充実を図ってきているところでございます。また、現行制度の中で公立、私立の幼稚園・保育園がそれぞれ機能を分担して幼児教育の実践、また充実に努めているところでもございます。  なお、現在国において、就学前の教育と保育を一体としてとらえた一貫した総合施設を可能とするように、平成17年度に試行事業として全国で30カ所でモデル事業をするということなど、必要な法整備を行うことも含めてさまざまな準備を行い、平成18年度からの本格実施を行うということとされております。教育委員会としましても、具体的な内容が示されてくる中で、関係部局と密接な連携をとりながら検討を行っていきたいと、このように考えております。  以上でございます。    (妹尾茂治議員「市長さんね、さっき1つ答弁漏れだと思うんですけど、仮の話ですけど、後援会の組織づくりに当たって、いろんな協力団体がいっぱいあるけども、その会長なり代表者を後援会組織に利用していいものかどうかというお話ね。さっき例示しましたね。それはどう思うかとか、あるいは指名業者を、じゃあ後援会組織に入ってもらって選挙運動をやってもらってもいいものかどうか、それはちょっと公私混同じゃないかという意味の質問をしたんですけど、何か答弁することがあったらお答えいただきたい」と言う」 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  現に後援会組織の中でその種の肩書をお持ちの方は、妹尾議員も質問されていますように、現有後援会の中に存在されているわけですね。妹尾議員の質問は、例えば余暇活の理事長がどうやとか、建設業協会はどうやとかいうお問いかけがあったんですね。今あり得ない話ですね、今現実にね。今現実に組織化されておらないわけでございますので、その種のお問いかけをいただいたわけでございますけれども、あり得ない話について私はお答えできないということが結論です。 ○八島フジヱ議長  妹尾議員。 ○妹尾茂治議員  ケーススタディーでお尋ねしたんですが、今は今。要するにこういう疑問を持って質問をすること自体が、後援会組織と言ったって政治活動もするわけですから、それはやっぱり違法でないにしても、これはやっぱりいろんな目で人は見ているんですから、注意されたらいいですよという老婆心ながら申し上げているので、気をつけてくださいね。それはそれで終わりましょうか。  それから、規制緩和に関する特区申請で城陽バージョンの話をさせてもらいましたけど、余り今必要性を認めないということばっかりですね。地方分権の時代で、例えば山砂利採取認可が仮に認定されるとむしろ京都府の役割は減退して、むしろ悪くなるんじゃないかという趣旨の部長の答弁があったけど、果たして悪くなるのかよくなるのか。全体的、総合的な状況から見ると、分権の時代ですから、いろんな権限を各末端の自治体に取り込もうというのが普通の発想でしょう。第一、高橋助役さんに悪いけど、京都府とか県なんていうのは中間団体で非常にあいまいなんですね。従来は国と市町とのトンネルみたいな組織で、権限が上意下達のような組織であって、中途半端な組織だなあと、高橋助役さんに悪いけど。というように常々思っていたわけです。今現状そういう法制度なのでしょうがない。一つ一つ、だけど、こういう許認可をめぐって市町村に寄こせというのは今の時代のトレンドでしょうが。むしろ弱くなるというのがよくわからない。むしろ強くなると。自治意識に目覚めるわけですから。市民がみずから考えて、みずから実践するんです。そういう意味では非常にいい教科書を見た例じゃないかと。そこらそんじょの砂利採取のあれじゃないでしょう。広大な地域でしょう。そうすると、これはちょっと特区申請に実にふさわしいんじゃないかとか、あるいはその後の山砂利跡地をどう利用するかということについても、これは随分許認可権があるなしでは将来の展望も含めて、随分住民にとっても有意義なことじゃないかなと私は思うんですが、余り関心ないと言うんで、これは半分びっくりしましたけどね。  それから、地下水くみ上げ規制について言いましたけど、これは今考えていないということですが、今何でかというと、とにかく豊富にあるわけですよね。今すぐあそこが枯れた、ここが枯れた、井戸が、という状況がないからまだのんびりしているんですけど、これはだけど、先ほど言いましたように飲料水は地下水に頼っているわけですから、これは何らかの規制をしてもいいんじゃないかと。市独自で規制できるような整備がされてもいいんじゃないかというのは普通思いますわね、認定されるかどうかは別にして。これは特区申請の値打ちが私はあると思うんですがね。ということで、もう一度再考していただきたいと思います。  それから、京都府の特区申請で助役さんからお答えがありましたが、私が想像したとおり、これにかかわっていたというお話ですわな。いや、城陽市も入っていますよと。全部南部一帯という話なんだけど、後で資料お持ちするけど、ないんですよ、活字に、私の資料には。それで聞いているんですわ。ちょっとここには、資料には載っていないけど本当はあるんだと。城陽市もこのITバザール構想に入っているんだということなんですね。ということで、それならそれではっきりとして京都府も明文化するように、城陽市の名前を書くように言ってください、後で資料を見せますから。そうしてくださいね。  それから幼保の一元化の話はね、さっき部長がお話しされたとおり、そういう時代の流れということでもありますし、城陽市も例外ではないので、特区申請するしないにかかわらず、問題意識として持っていただきたいと思います。  それから教育委員会制度の話ね。これは大きな流れを教育長さんはご説明されましたが、それはそれとして、教育委員会、ここだけに限りませんけど、さっき言いましたように合議制でしょう。同じ対等の立場で議論するんですね。ところが実際はですな、教育長の権限が強いと言っていいのか、形式的な権限じゃなくてね。何かというと、情報量が圧倒的に違うんですね、教育委員さんと。一般に働いている人、市民が教育委員になるんだから専従じゃないでしょう。月1回の教育委員会に出てくるという話で、そこでお話を聞いて議論するということでしょう。日々教育長は専業でやっているんですから全然情報量が違いますわな。  いい例が、これはちょっといかがなものかと思うんですけど、この間、学校給食センターの業者選定をめぐって倒産企業と契約されたと。倒産企業じゃないと助役さんは怒るけど、不渡りを出したら事実上倒産なんですよ、一般のあれは。それを倒産と言うんですそれは。だけど、それはそれとして、会社更生法を申請された会社とやったと。会社を分割してやったということでやったでしょう。そういう一連の経過があって、決算委員会でもいろいろ議論になった。それを教育委員さんに話していないという話でしょう、全然ね。その後話したと、決算委員会の。ということらしいですな。この間の福祉文教でそういう話があったと聞いているのですがね。こういう話ですから、そういう意味では情報量が格段に違うということで、どういうものを教育委員さんに提供するかどうかで教育長の意のままなんですね、これ。そういう意味では本来の意味の合議制にならない、これでは、私らが見ても。だから、本来の合議制をとろうと思ったら、今の制度は私はいいと思うんです、それは。いいと思うんですよ、本来の合議制をとろうと思ったら、やっぱり対等の情報量をもらわなきゃだめですわ。どういうとろで予算流用しましたとか全部報告しなきゃ。事後報告でしょう、報告するのは。こんなことをやりましたと報告するでしょう。執行権を持っているんですからね、教育委員さん。対等にやらなきゃだめと思うんですがね。これは何かといったら、教育委員さんは対等ですけどねえ、教育長の人事権は議会の承認で、市長が持っているでしょう。教育委員さんは関係ないんです、これ。こんなのは私の考えでは、合議制は合議制でいいからねえ、監査委員さんみたいに代表監査委員、人事権を持った代表監査委員があるでしょう。それと同じように教育委員長が人事権を持ったら随分ごろっと変わると思うんです、これ。今の制度ではできませんよ。これは私のアイデアですわ。特区申請のアイデアです。今のままだったらさっきも教育長も言ったように、私も言ったように、本当にこれは名誉職だと。名誉職だけだと、それはそれがぐあい悪いですわね。本来の意義ある教育委員さんとしての活動をしてもらわないかん。してもらっているとは思うけど、何せ情報量が違う。直接の執行権を具体的に持っているわけじゃない。部下を直接指揮できない。それをするのは教育長なんです。その教育長の人事権は、議会を通すけど、市長にあるというようなことになると、もうちょっと制度的に考え直してもいいんじゃないかというのが私のアイデア、考えなんです。代表監査委員じゃなくて、教育委員長が人事権を持ってもいいんじゃないか。そうすると非常に緊張感高まるし、いろんな意味でオープンになるんじゃないかというふうに思うので、そういうことも、これは私の考えですから異論もあるでしょうけど、これも特区申請の認定にかかわることで、意義があるんじゃないかなと自画自賛ですがね。これは市長がやるわけですから、中で検討して一度アイデアがいいなと思ったら申請してみてください。  そんなことで、るる申し上げましたけども、特区申請というのは要するに地方のアイデア、そしてそれに基づいて地方の活力を引き出そうということですから、消極的にならず、認定されるかどうかは別。いろんなアイデアを国に突きつけると。さっき言いましたように、志木市の市長さんは、市長はなくてもいいんじゃないか、そういう申請を出している。申請するのは自由なんですから、認定されるされないは別です。ですから、申請のための申請であってはならない、改革のための改革であってはならないとおっしゃるより、とにかくもうちょっとアイデアがあって、いろんなことを考えていたら、ひとつこの認定申請に挑戦してみようかというのが普通の考え方ですよ。ということなので、ひとつ頑張っていただきたいという注文しまして終わらせていただきます。         (「議事進行」と言う者あり) ○八島フジヱ議長  梅原議員。 ○梅原一六議員  私、議会運営委員会の委員長として、まだ皆さんに伝わっていないようでございますので、確認の意味で一言申し上げたいと思います。  議会運営委員会で、議員の一般質問はおおむね1時間にしようという申し合わせをさせていただきました。そういったことが太陽の会の会派はまだ伝わっていないような気がします。そういう意味で、再度この議場で皆さんにご認識をしていただきたい。  私、先日の議会運営委員会においても、途中で議長の発言で、議会運営委員会で何やという話が出たんです。基本的には議員は自由だと思うんです、時間的にもね。また、どんな質問も自由だと思います。しかし、議会の運営上おおむね1時間にしましょう。しかし1時間たっても議長の方から何も言わない、これも確認をさせていただきました。それでは、それぞれの議員の常識にお任せしましょう。こういったことで確認をさせていただきました。このことが太陽の会には伝わっていないのかどうなのか、そのことを一度聞いておきたいなと思います。もしそれが聞いていないということなら、この際認識をしていただきたいと思います。聞いているなら、まさに議会運営委員会に対する挑戦である、このように私は言わざるを得ない。このように思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○八島フジヱ議長  できれば、今のは多分私への質問かなと思いますけれども、次の議運ではあきませんか。  梅原議員。 ○梅原一六議員  いや。伝わっているのかどうなのかね。伝わっていないと思ったから私はこの際皆さんの前で明確に確認をしておきたいということだけでありますので。もし伝わっているものなら、議会運営委員会に対する私は、今回の妹尾議員の質問は、議会運営委員会、ひいては議員の皆さんに対する挑戦であると、このように私は表現しているわけであって、その点をこの議場ではっきりしておきたいと。このように思いますので、よろしくお願いします。 ○八島フジヱ議長  伝えたかどうかだけおっしゃっていただいて、あとの検討は議運の委員長の方へまた議長としてはお願いしたいと思いますので。  畑中議員。 ○畑中完仁議員  おおむね1時間というのは伝えましたけど、挑戦という意味が、それだけというか、それだけという話やけど、その意味がようわからないんですけど。何が挑戦なのか。 ○八島フジヱ議長  ですから、おおむね1時間ということだけ伝えたということですので、あと議運を開いていただきまして。  どうぞ。それで終わりにしてください。  梅原議員。 ○梅原一六議員  おおむね1時間半なら、それはそれでいいんですけども、おおむね1時間ということがどこまで伝わっているのかということで。 ○八島フジヱ議長  一応伝えたということを私の方へ言っていただきましたので、そこで、ここでの議論は伝えたか、伝えたということの議論でとどめておいていただきたいと思います。もし何かありましたら、議運の際にもう一度議運の委員の中で討議していただきたいと思います。 ○八島フジヱ議長  11時40分まで休憩いたします。         午前11時28分     休 憩         ──────────────         午前11時40分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  大西吉文議員。 ○大西吉文議員  〔登壇〕 中立会派、太陽の会の大西でございます。さわやかに質問させていただきますので、行政側もさわやかにご答弁願いたいと思います。先ほどもおおむね1時間ということでございますので、私も極力それに合わすように頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。  平成16年、ことし一年、世相象徴する文字を選ぶことしの漢字が発表され、全体の2割を超える2万936票を集めた「災」が2位を大きく引き離し1位になったと、13日、京都市東山区の清水寺で発表されました。清水寺の森清範貫首は、天皇家のおめでた、また天災が多い年であったなどで「天」の字の練習をしたしていたと言われておりましたが、貫首様も練習していた字ではなく、これも小さな災いと思われたことでしょう。本市におきましても委員会対策や、うまく的を外した答弁など、私にとりましても災いの多い年であったように思います。さて、通告に従い順次質問いたしますので、お互い災いにならないような答弁をお願いいたします。  まず、行財政改革についてでございます。  9月議会の続きのようになりますが、施政方針演説の中で、緊急財政健全化計画案の着実な取り組みを進め、平成16年度は引き続き実行プログラムに基づき積極的に歳入歳出全般にわたる対策を進めると言われています。緊急財政健全化計画を見れば、処遇反映の内容は、勤勉手当、定期昇給への反映と特別昇給制度を基本とし実施するとともに、昇任、降任、再任用への処遇反映を行う」と明確にうたわれています。経常収支比率を見ましても、理想とされる75%にはほど遠い約92%であります。しかしながら、みずから出された目標数値は16年度で85%と計画されていますが、実現可能なのかどうか、お尋ねいたします。  行財政改革には聖域を設けず、痛みを伴うものであります。人事考課を踏まえた給与などへの処遇反映が必要であり、その取り組みの進捗状況はどうなっているのかお尋ねするとともに、三位一体改革において政府は12月20日、臨時閣議において2005年度予算の財務省原案を了承。各省庁に内示し、国と地方の税財政改革に関する全体像を決定しました。2005年、平成17年度、平成18年度の国から地方への補助金削減額は約2兆8,380億円であり、その見返りに地方に移譲される税源は平成16年度分の6,560億円を含め約2兆4,160億円となっております。補助金削減のうち義務教育費国庫負担金は2年間で8,500億円、単年度4,250億円となっております。内容については来年秋までに中央教育審議会で結論を得るとされています。税源移譲される義務教育費には教職員の給与も含まれるわけで、仮にそのようになった場合、小・中学校の教職員は府の職員であるとはいえ、地方自治体としてしっかりとした人事考課のもとに給与を支給されるかどうかお尋ねいたします。  また、行財政改革の一環として、予算流用のあり方をお尋ねいたします。過日もクスノキの移植に1,000万の予算流用ということで物議を醸しました。過日の決算委員会でも指摘がありましたふれあいセンターの整備ですが、これも流用で行われました。行財政改革の根本は政策に伴う予算執行であり、その予算執行が市民にとっても行政にとっても適正かどうか議会においてしっかり議論を重ね、議決を得て執行されるのが当然であり、大切なことだと思います。しかしながら、市は議決を得た重要な予算を流用によって対応しています。予算執行の重要性や議会軽視も甚だしく、一方で行政経費の削減を唱えながら、施策にも載せていない類似した施設を予算流用で行うなど行政経費をふやしており、行財政改革に一貫性がないように思いますが、市が決めた行革は守れるのか、お尋ねいたします。  第2番目は市町村合併についてであります。市は15日、総務常任委員会に詳細な資料を提出され一定前向きな検討姿勢を見せたのですが、以前全員協議会でも申し上げましたように、合併問題はさまざまな効果を明らかにし、情報提供をしっかりと行って、住民、私ども議会人もその上で議論すべきであると思います。当時は各市町の水道料金など、情報提供には乏しい状態での議論でありましたが、その後どのような取り組みをされたのかお尋ねいたします。現在もそうであるように、市民にとっての幸福論でなければならないし、いわば富市民論でなければならない、このように思っております。法定協議会枠組みの1つであった木津川右岸5市町村の場合、面積は平成12年度の国勢調査資料によりますと190.43平方キロメートル、人口は30万9,480人となっています。まず財政的にどのような効果が出るのか。市長は合併は避けて通れない問題と言われていますが、その問題点は何なのか、市長のお考えをお尋ねいたします。  次に、市民の福祉健康対策についてでございます。内閣府は、情報公開審査会から三菱ウェルファーマ社のフィブリノゲン製剤に関して厚生労働省に提出した文書の一部開示決定に関する答申書が公表され、厚生労働省は12月9日、フィブリノゲンを投与し、または在庫として保有していたとされる全国の医療機関名称などを公にすることで肝炎検査のきっかけとなり得るため、それにより保護される人の生命・健康などの保護利益が公にしない医療機関の利益を上回ると判断、開示に踏み切りました。それによりますと、平成4年以前に輸血を受けた方、例えば長期に血液透析を受けた方、輸入非加熱血液凝固因子製剤を投与された方、フィブリノゲン製剤を投与された方、大きな手術を受けた方などはC型肝炎ウイルス感染の可能性が高いとされています。また、平成6年以前に公表医療機関で次の治療を受けられた方、妊娠中または出産時に大量の出血をなさった方、大量に出血するような手術を受けた方、食道静脈瘤の破裂・消化器系疾患・外傷などによる大量出血をされた方、がん・白血病・肝疾患などの病気で血がとまりにくいと指摘され治療を受けた方、特殊な腎結石、胆石除去、気胸での胸膜接着、腱・骨折片などの接着などの治療を受けた方々が対象者とされ、検査受診が好ましいとされております。  そこで、お尋ねいたします。本市における該当医院数は何院あるのか。主として対象者数は何人でしょうか。平成14年から5カ年計画で老人保健事業における肝炎ウイルス検診が実施されてきましたが、今回のC型についてはどのような取り組みをなさいますか。費用負担はどう考えているのか。国が承認を与えた製剤による感染ゆえにHIV同等の処遇をすべきだと思いますが、市のお考えをお尋ねいたします。
     続きまして、グランドデザインの見直しについてでございます。  その1は、第二名神自動車道の進捗状況であります。平成16年10月27日、市長と議長は第二名神自動車道の促進に東京へ陳情に向かわれました。ご苦労さまでございます。そのときの状況をご説明いただき、今何が問題なのか問題点を明らかにすべきであると思います。その解決策は何なのか、ひとつご答弁願いたいと思います。  その2は、国道24号線の渋滞解消に向けての取り組みであります。平成7年からこの問題に取り組んでまいりましたが、遅々として進まず、渋滞から来る生活道路への流入量は増加の一途をたどり、地元市民の犠牲者まで出る始末。道路行政の貧困さを如実にあらわしていると言っても過言ではありません。初めは、京奈自動車道ができれば24号線の車両数は減少する、広域的ネットワークを考えてなどという、そういう答弁でありましたが、しかし平成10年、南部広域行政圏の要望に入り、早い対応が求められています。田原交差点改良のときも、京奈和自動車道の入り口付近は国道24号が1車線ゆえに渋滞を起こす旨の指摘をいたしましたが、当時の部長答弁は、そのようなことは起こらないとのことでした。しかし、今、24号線上で夕方6時台は南行き車両は西城陽中学校付近まで渋滞し、市道201号線、249号線、254号線と生活道路へ流入し、犬の散歩もおちおちできないという声も聞かれますます。また、東城陽線木津川右岸運動公園アクセス道路の開通に伴い、城陽消防署前交差点を中心に京奈和自動車道までますます渋滞することでしょう。6月議会の答弁において、現状の朝の通勤時間帯におきまして交通量が多い状況であるが、車列はある程度流れており、山城大橋から新池間の通過に要する時間につきましては平均約10分という状況であるとされていますが、市へご通勤なさっている方は大体30分ほどかかりますよと申されております。京都府南部地域道路網検討委員会が設置され、平成15年度に中間の取りまとめがされたところであると報告されていますが、この中間の取りまとめの内容はどのようなものであったのか、お尋ねいたします。  いずれにしましても、地元負担を負わされるであろう第二名神自動車道も国道24号の拡幅工事も同じ公共事業であり、地元に災いをもたらす狭隘な山城大橋から京奈和自動車道入り口まで早期に4車線化に取り組むべきであると思いますが、いかがなものでしょうか。あわせて、城陽市の第二次都市計画を修正していくべきだと思いますが、市長のお考えをお尋ねして第1質問を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。 ○八島フジヱ議長  1時10分まで休憩いたします。         午前11時57分     休 憩         ──────────────         午後1時10分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは大西議員の質問に、まず私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  最初は市町村合併についてお問いかけがございました。ご質問の中でも申しておられたわけでございますが、今回、まちづくりプロジェクトチーム、これでの議論をもとに作成いたしました資料、これについて過日の総務委員会にご報告させていただいて、またあわせて議員の皆様方にも配布させていただいたところでございます。  この資料の作成の目的でございますが、私が今日まで申し上げてまいりましたように、合併は避けて通れない重要な課題であるわけでございまして、市民、議員の皆様方に正しく、かつタイムリーに情報をお示しする必要がある。こういった思いから策定を進めてまいったものでございます。そこで、この資料の中には合併の意義、効果、弊害など合併に関する基本的な事項から、それから最近の新しい法改正、これの内容とか三位一体改革の影響、さらには任意協議会での議論を進めてまいりました7つの市町に関しまして、公表されている多様なデータを集めまして、合併の7種類の組み合わせパターンをもって、合併した場合の状況を詳細にお示しさせていただいたわけでございます。先ほど大西議員が申されておりました5市町の組み合わせ、これについても報告をいたしているわけでございます。そこで、今期定例会においては既に藤城議員、本城議員からも合併についての考え方はどうかというお問いかけをいただきました。藤城議員は積極論でございましたし、本城議員については慎重な考えでと、こういったご質問の趣旨でございました。先ほど大西議員は質問の中に、市民幸せ論、それから富市民論でなければならない、このように申されているわけでございます。  そこで、私の考えでございますけども、先ほども申しましたとおり、市町村合併、これは基本的には、この合併については基本的な考え方、それとタイムリーな情報をもちまして将来を見据えた十分な検討を行わなければならないと考えているわけでございます。合併とは住民の意思で決定していただくもの。いわゆる住民の意思が大きな判断材料になるわけでございます。そういうことで、今回の報告は、そのためにも合併像の公平な判断材料を提供させていただくことを目的といたしているわけでございます。今後におきましては、市民の皆様方、それから議会との議論をさせていただく中で今後の取り組みを進めさせていただく所存でございますので、ご理解をいただきたい。このように思っております。  次に、第二名神についてのお問いかけがございました。お問いかけの内容は、10月28日に東京でどんなことがあったんやと、こういったことでございます。10月28日は市民とともに第二名神全線早期整備を求める意見交換会が開催されたわけでございまして、第二名神の沿線の都道府県知事、それから経済界、それから住民の代表、それから市町村長等が一堂に会しまして、いろいろと第二名神に関する要望をさせていただく機会があったわけでございます。そこで、来賓の方々については、古賀誠自由民主党の道路調査会長を初め、国交省の道路局長の代理として出られました高速道路課長等も含めて、数人の方々が来賓でお話をいただいたわけでございます。総じて、地元と一緒になって整備に向かって頑張っていきたい。それから、速やかに抜本的見直しを完了して、整備完了に向けての第一歩を踏み出していくために全力で支えていきたい、こういうことでございましたし、国交省からは、道路は国民の生活を支える基礎的な社会資本であり、必要な道路整備に全力を傾けていきたいなどと決意や激励の言葉をいただいて、私も同席させていただいて、大変盛り上がった集会であった、このように感じてまいったわけでございます。  そこで、問題点等についてのお問いかけがございました。ご承知のとおり、昨年の12月25日に第1回国土開発幹線自動車道建設会議におきましては、本市に関しまして大津−城陽間が抜本的見直しと、このような区間の1つにされたわけでございます。現在でございますが、国におきましてその構造、それから規格の見直しなどによるコスト縮減、これらの検討を取り組まれているわけでございます。城陽市といたしましては、沿線自治体と力を合わせまして、一日も早くその検討内容を明らかにしていただく、このことが現在の課題である、このように理解をさせていただいております。今後におきましても、関係機関と連携を図りながら、国に対しまして早急に必要な見直しを行い、民営化後の新会社において着実な整備を進められることを今後も強く要望いたしてまいりたい。このように思っておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○八島フジヱ議長  栗栖助役。 ○栗栖俊次助役  それでは、経常収支比率の関係につきましてご答弁申し上げます。  平成14年度以降、緊急財政健全化計画等を初めさまざまな取り組みをしてきた結果、特に歳出関係では人件費対策を初めとする削減の効果が大きくあらわれておるところでございます。ただ、市税等の収入の関係でございますが、15年度決算では市税が前年度比5億4,000万の減となるなど、本市のみならず、全国的に市税、地方交付税等の歳入の減少が当初の予想を大きく上回る見込みとなっております、したがいまして、経常収支比率につきまして、15年度につきましては本市91.3という数値が今出ておるわけですが、これはこの歳入の見通しの部分で13年度決算ベースというレベルまで確保できておればこの91.3という経常収支比率が88.7というふうな数字になっておるところでございますが、残念ながら経常一般財源の収入が予想以上に悪化しておるという結果、このような率になってございます。  ただ、平成13年度と15年度の全国市町村の平均の経常収支比率がおおむね3ポイントほど悪化しておるわけですが、本市におきましてはほぼ横ばいのような状態になっておる。これは緊急財政健全化計画を実施していることによって一定改善が図られた結果だというふうに考えておるところでございます。しかしながら、平成16年度に経常収支比率85%達成ということにつきましては非常に厳しい状況であるという認識をしておりますが、緊急財政健全化計画の着実な実施を進めまして、財政構造の改善に向けた取り組みを引き続いて進めていきたいというふうに考えておるところでございます。  それからもう1点、予算の執行の関係でございますが、予算の執行につきましては、議会におきまして予算の款項の費目についてご議決をいただき、その範囲内で効率的な事業の進捗を図りつつ、適正な執行に努めておるところでございます。今後も時機を失しないよう、議会との連携を図り、施策の推進を図っていきたいというふうに考えておりますので、ご理解のほどをお願い申し上げます。 ○八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  それでは、人事考課制度への取り組み状況についてのお問い合わせでございます。ご承知のとおり本市の人事考課制度は、この変動の社会におきまして積極的に課題を発見し、その課題に向けて組織を動かしながら、その課題の実現、解決を行っていく、こういうことができる能力を備えた人材育成をするために必要不可欠なものである、このように認識しております。  緊急財政健全化計計画案におきましても、この人事考課制度につきましては人件費抑制対策という位置づけではなく、人材育成あるいは人材の活用対策として位置づけております。このため、能力活用として適材適所の人事配置を行うため、人事異動に反映させるとともに、結果に基づきまして上司が指導・育成を行っているところでございます。さらに職員の勤務実績に応じて処遇を行うということで、頑張れば報われることが実感できる制度として、職員の士気の高揚を図ることを目的に管理職への処遇反映を段階的に実施し、15年度結果を16年度の処遇に反映させていただいたところでございます。  なお、管理職以外の職員につきましても、緊急財政健全化計画案に基づきまして処遇に反映することといたしております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  中村教育部長。 ○中村範通教育部長  それでは、私の方からは教職員の人事考課についてお答えをしたいと思います。  教職員の人件費の負担についてでございますが、まず三位一体改革の中で地方への委譲が検討されておりますが、これは市町村に移譲されるというものではなくて、都道府県についてでございます。現行も小・中学校の教職員につきましては都道府県が国の負担金を受け、その中で給与を支払うという、いわゆる府費負担の職員ということになります。今回の改革におきまして都道府県が教職員の給与を支払う現行システムに変更は、そういう意味ではございません。都道府県に国から教職員の給与として負担金が歳入として入るのか、または使途を特定しないいわゆる一般財源として財源移譲がされるのかの違いだというふうに理解をしております。あくまでも財源面での国と府、都道府県との問題であろうかというふうに思います。  なお、現在府教委では、三位一体改革の動きとは別に、教職員の資質能力の向上に向けて、教職員の評価制度について平成15年度から調査・研究がなされております。実は今年度につきましては府下35校の学校で試行されていると。そして評価者等の研修等が行われているところでございます。平成17年度よりこれは全学校で試行される予定でございます。試行実施ということになります。  今回府教委が教職員の評価制度を導入される目的でございますが、府民によりよい学校教育を提供するということでございまして、子どもたちが生き生きとして成長する学校教育の実践でございます。その担い手である教職員が自己変革能力を高め、その資質や能力の向上を目指すということを主な目的としているものでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  辻福祉保健部長。 ○辻文明福祉保健部長  市民の福祉健康対策について、フィブリノゲン製剤対策についてのご質問にお答え申し上げたいというふうに存じます。  まず、ご質問の1点目にございました市内の該当医院数でございますが、平成16年12月9日に厚生労働省が公表いたしました納入先医療機関名によりますと、きづ川病院と南京都病院の2カ所が該当ということになっております。  2点目の対象者数でございますが、市として対象者数は把握はいたしておりませんが、製薬会社からは、国で推定使用者数28万3,515例というのが公表をされております。  なお、本件に関しまして市民の方から市への問い合わせは17日現在で42件、また山城北保健所管内では、同17日現在でございますが、262件の問い合わせがありました。  この主な内容といたしましては、出産の際に大量の出血があり、そのときの病院が公表リストにあったがどうすればよいのか、ウィルス検査はどこで受ければよいのか、検査費用はどうなるのか、また幾らぐらいか、こういったお尋ねが多かったようでございます。保健所の方では、いずれも早期にウィルス検査を受診されるよう指導していただいたところでございます。  3点目に、市の取り組みでの肝炎ウィルス検査につきましては、平成14年度から市民検診といたしまして、40歳からの節目検診を行ってまいったところでございます。また今回国が検査受診を呼びかけましたところの出産時の大量の出血された方や大量に出血するような手術を受けた方につきましては、これまで節目外の対象者として受診をしていただいておるところでございます。したがいまして、今後は市民検診の啓発、また受診勧奨に一層強化してまいりたいというふうに考えております。  次に、4点目の検査費用の負担の件でございますが、元患者の方が医療機関において検査を希望される場合には、医師が必要と認めれば保険診療の取り扱いとなります。また、保健所におきましては、40歳以上でHIVの抗体検査を同時に受けられる場合は無料で実施をしていただいております。このような状況から、現時点で市として独自に検査費用等を助成というふうな考えは持っておりませんので、よろしくご理解のほどお願いいたします。  以上です。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは私の方から、国道24号の4車線化につきまして答弁申し上げます。  ご質問の寺田新池から京奈和自動車道までのいわゆる東西区間につきましては既に4車線化の都市計画決定がなされております。また、南北区間でございます国道24号や府道城陽宇治線につきましては、いずれも地域の幹線道路であることから、第二京阪の開通によります国道24号への影響等や、また平成17年度に予定されております交通センサスの結果によりまして、さらに京都府南部地域の抱える問題点や将来像も踏まえまして、国土交通省において広域的ネットワークとして道路整備の方向性が示されるべきものと考えております。  なお、京都府南部地域道路網検討委員会におきます中間取りまとめにつきましては、歴史、文化、豊かな自然環境に加えまして、学研都市などの新たな拠点整備が進む京都府南部地域において、地域高規格道路の宇治木津線も含めました今後の道路整備の方向性が提案されました。今後は、この中間取りまとめを踏まえ、さらに調査を深めていくという予定となっております。また、京都府、城陽市におきましては、先日開通いたしました木津川右岸運動公園アクセス道路の開通によりまして、交通の変化によります交通量の調査等を行いまして、交通の流れの変化を把握することといたしております。本市といたしましても、国や府に実情を伝えるとともに、京都府南部都市広域行政圏推進協議会とともに国や府に要望してまいりたいと考えております。  また、本市の第二次合計画を修正すべきとのお尋ねでございましたが、今も申し上げましたように、東西区間につきましては既に都市計画決定がなされております。また、南北区間におきましては、京都府南部都市広域行政圏推進協議会において国に対して強く要望を行っているところでございまして、本市の第二総合計画の見直しの必要はないと考えてるところでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  大西議員。 ○大西吉文議員  それでは、まず第1質問の方での行財政改革について質問していきたいと思います。  行財政改革というのは非常に幅の広いものであって、城陽市が進めている緊急財政健全化対策推進本部を設置されて、先ほど言われたように人材の育成も含めた出費の縮減やとか、財政赤字をどうするかというようなことでやっておられるわけですけど、まず1つは平成14年の12月に、23年までの全会計を対象にということで、とりあえず16年度は経常収支比率を85%以下にするんだと。23年には経常収支比率は80%以下にするんだと、このように数値目標を置かれているわけです。ところが14年の、これは平成3年から平成13年度までの経済情勢の数値を見ましても、税収入というのはずっと落ちてきてますわ。要するに行政が言う分母というものが落ちてきているわけです。先ほど、税収入が落ちたので、13年度ベースに合わせたら85%は達成できるというようなお話ですけど、そんな過去のことを言うたって仕方ないですやんか。この14年の12月に市長公室の方で出されている一番裏には、14年から18年の地方税の歳入ですね。これが90億5,000万、14年が。15年が89億、16年が90億5,000万、17年が90億。これは落ちているにもかかわらず依然高い数値を置かれているわけです。こういうのは健全化計画にそぐわない資料と違うか。あなた方が設定された数値目標やねん、これは。そしたら実現できなかったらどうしますの。また議会に対してご理解を求めるのですか。それはあんた、城陽は五里五里の里やからねえ、ご理解ご理解と言うてたらええと思うてたら大きな間違いや。こんなのもの最初から収入のめどが間違うてますやんか。18年度は88億でなかったら、あなた方は全部給与カットしてやるんですか。できないでしょう、現実的に。そやのうても一般行政3%のカット、管理職5%のカットを2年なさってますやん。これことしで終わりですわ。その数値を見ましたら約1億6,000万ですわ、年間ベースで。来年になったら1億6,000万上がるんですよ。あなた方はプロなんですよ。私たちは素人でして、いかに市民がおっしゃっているすばらしい城陽市の構築ということに向けてこうしたらどうですか、ああしたらどうですかということがあるから、おっしゃるから我々は質問しているわけでして、最初からこういう数字が間違っていたらできないでしょう。恐らく行政はこんなに落ち込むとはわからなかったと言うでしょうけれども、実体経済というのは生き物ですわ。机上の経済論というのは、これは1足す1は2、あるいは10足す10は20という数字は置けますけど、例えば10円のものを10個子どもが買いに行ったと。おじさんがこのときはすごく調子よくて12個くれはったら、これは計算できひんわけや。そういうものが実体経済です。経済というのは生きておるわけです。だから、こういうものはやはりきちっと再修正してやっていかんといかんのと違うか。こんなのはマスタープランにはならん。これは実行できるのかどうか、再度あれします。これはやはりね早急に修正せなあかんのと違うかと、そのように思いますね。  それと、人事考課制度を申し上げましたけど、非常に公室長は立派な答弁をしてはりますわ、人材の育成どうのこうの。16年度の事業評価システム、これ見はりました。見た。これについて僕はちょっと意見を聞きたい。  職員の研修、事業研修。19ページですわ。これを見たらね、普通と出ておる。19ページ、20ページに総括として、事業が果たした効果、事業の経営効率性、これが普通と出ているんですわ。少なくとも高い方向にやっていかなければ、今のままでは失敗しているということが言えるわけです。これもあなた方がつくったマニュアルですわ。その辺どう考えているのか。  それとあわせて、先ほどの予算流用ですけど、本来予算流用というのは緊急的なときとか、そういう部分であるべきでしょう。特に久津川のふれあいセンターですか、これなんかは近くに公民館があり、城陽市が重要施策としてやっているコミュニティセンターがあるじゃないですか。そういう施策というのは15年度にも載っていませんよ。じゃあ富野校区の公民館、あの横にそういうものをつくったりしてくれと言うたらできるんですか。あるいは青谷地区でもそうですよ。今池地区でもそうですわ。そういうものやないでしょう。その辺の一貫性がない、一貫性が。そういうむだ遣いをしておきながら片方では金がない金がない。どういうことなんですか。  例えば、この間の建設経済常任委員会。これも答弁が悪かったために7時までかかっていますわ。まあ議案も多かったんですけどね。そしたら、それに張りついている行政マンの時間外手当、これはかかっていないんですか、かかっているんですか。恐らくかかっていると思うわ。あなた方がしっかりした答弁をしなかったら、そういうところで漏れて出ていくわけや。それもやっぱり行革の中の1つの問題点ですよ。あるいは過日市政だより、12月20日号を出されましたわ。これを読まれた一市民が、「大西さん、金ない金ない言うとるのに、まだこれだけまた借金するんかいな」と。わずかな広報代だと思いますよ。しかし、あなた方は常に費用対効果ということをおっしゃいます。効果が出ていないじゃないですか。なぜこの中に、5億4,000万で取得したものが云々ということで、今回はこれだけを買いますよと。その中には国が指定した重要文化財があるので、そこについては国から補助金が出ますという説明がないんです。費用対効果というのは一つも出ていない。こういうのを行政のむだ遣いと言うんです。その辺しっかり反省せないかん。これをつくった職員はだれか知らないけれども、市長公室でつくっているわけですから、こういうものを出したものはどういう評価をしているんですか、この中で。その辺をお尋ねいたします。時間が押してきていますので、まずそれを第2質問でしてください。  それと、ちょっと飛び飛びになりますけど、東京へ行かれて来賓の方々がどうのこうのということがありましたけど、必要な道路に全力を挙げるということをおっしゃったと。じゃあその中に大津−城陽間は入っていたのかどうかと。そういうことをやっぱりここで話ししてもらわへんと困るわな。過日、猪瀬さんはですね、ここについては地元負担やということをおっしゃっていますわ。じゃあ城陽市はこの財政難のときに、城陽市域を通る第二名神自動車道の距離は何ぼあるのか、それにかかる負担は何ぼなのか、そういう試算をしているということまで言うのが僕は行政だと思うんですけど、そういうのは出ていますか。その辺をお尋ねします。  それと、東西線については24号線の4車線化が組まれていると。早い対応をしてほしいですわ。ただ、きょうも日本道路交通情報センターという財団法人がありますが、ここで聞いてきました。24号線、山城大橋から新池まで、特に金曜日の込み方がひどい。朝夕の1キロ以上の渋滞情報は数回出している。700から800というふうになれば数え切れない。そのようにおっしゃっていますわ。これは5分刻みで出しているらしいです、情報を。そんなもんねえちょっと行政としたら対応してやってくださいよ。やはり生活道路に流入する車をとめていくというのが一番大きな課題なんですよ。これは何も地元負担じゃなしに国がやってもらうことですから、何度も言うようですけれども、同じ公共工事ですので、早急に取りかかるように、これは頑張ってください。要望しておきます。  それから市町村合併について。余り2人の言われた質問と変わらない。避けて通れない問題、避けて通れない問題ってね、もうこれは2年たっているわけです。私はやはりもう少し資料というものを開示せないかん。開示してないです。久保田市長は2日ほど前でしたか、合併に対して呼びかけをすると。市長はですね今度ですよ、呼びかけがあれば、そこへ出て積極的に合併に対して参加されていくのかどうか、その辺をお尋ねしたいと思うんです。  それと、あれは私、平成13年だったと思うんですけれども、これについても質問しています。そうしましたら市長は、市長答弁ですよ。これは議会だよりに載っていたところから僕は引用しているんですよ。このときも避けて通れない問題やと。14年度中には一定の方向性を出したいとおっしゃっているんです。この一定の方向性。今、平成16年ですけれども、それもまだやはり避けて通れないが一定の方向性ですか。その辺もあわせて第2質問をしておきたいと思います。  それからフィブリノゲン製剤。これは血漿の中に含まれている粘性を持ったたんぱく質なんですけど、それをうまく利用して止血に使うというのが本来のあれなんですけども、ただ、血液製剤としてつくっていく中で、そういう凝固因子というんですかね。それはあるのだけれども、感染を抑えるだけの抵抗力を持ったたんぱく質が取れなかったというようなことです。城陽市においては2病院と国立病院が入っていたように思うんですけどね。入っていましたね。これは費用は城陽市は持たないということですけれども、厚生省が出してきたのによりますと、C型肝炎ウィルス検査単独の実施の補助は対象としないが、一般的には地方公共団体の自主事業として別途実施しているという中で、先ほどおっしゃったようにHIVなんかは無料でやっているわけですから、これもやはり厚生省が認可したお薬によってそういう副作用が出ているわけですから、先ほどおっしゃった人数ですね。この方々には不安のないように、ちょうど保健所も宇治ということで近いわけですから、無料な方に誘導するように努力してほしい。それは要望しておきます。  それから教育問題ですね。確かにお金は来るでしょうけれども、ただ言えることは、やはり公教育というのは城陽市には教育委員会というのがあるわけでして、その中で、いい教育をしていかないかんという形でやっておられますね。城陽の教育というものの方針を出されていると思うんですね。その中で評価者制度ですね。35校が試行されたということを言われていましたけれども、じゃあその35校の中には城陽市の中の学校が含まれているのかどうかですね。それとあわせて、校長の評価者は教育長ということになっていますね、この資料から見ますと。教頭だとか、部長だとか、主事は第1次評価者が校長であって、最終的には教育長が評価するというふうになされていますわ。この資料を見たときに、ところが学校の経営ですね。学校目標というのがあるんですけど、学校の目標は、これは各学校の校長がリーダーシップをとって教育しなさい。独自の教育を、特徴ある教育を編み出していきなさいというふうに言われていますね。じゃあこういうものに対して教育委員会はどのようにかかわっていくのか。その辺ちょっとお尋ねしたいと思いますね。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは、再質問にお答えをいたします。  まず第二名神のくだりをおっしゃいました。大西議員ね、先ほどの質問のくだりは、10月28日、東京へ陳情に行った。そのときの状況はどうやった、問題点はどこにあったという問いかけでございましたので、28日の状況を克明に私は申し上げました。第2質問をされたら今度は大津−城陽間の話は全然言うてへんやんかと、こうおっしゃった。それはちょっとルールじゃないと思います。  それで、今回都道府県がこぞって東京に陳情、要望に参りましたのは、大津−城陽間が抜本的見直しになっている。このことによって国幹道として機能しない。愛知県から兵庫県まで5府県知事もこぞって要望に行ったわけでございますので、私も参りましたが、ひとえに大津−城陽間の抜本的見直し区間を早期に見直しをいただいて、新会社によって整備促進をいただきたいという願いを持って参ったわけでございますので、そこはご理解をいただきたい。  それから地元負担の話が出ました。いろいろと今日、民営化を進める中で、当然ながら地元負担というのは議論をされてまいりました。今、具体的に地元負担の話が克明にどうのこうのというところまで、国も府もそのような状況でないわけでございます。いずれにいたしましても、こういった時代の流れでございますので、地元負担というのはいずれ出てくるでしょう。しかし地元という定義もなされておりません。城陽市だけが地元ではない。私はこのように思っておりますので、現時点ではそういった点でご理解をいただきたい、このように思います。  それから合併の話がございました。資料は今回、プロジェクトの中で調査・研究して今回報告を出させていただきました。今後のあり方等々も含めて会議をさせていただいているわけでございます。そこで、13年の私の答弁を含めて、14年度中に方向性を見出したい。これは7つの市町によるいわゆる任意協の中で7つとか5つとか組み合わせが出てくるでしょうという方向性をお答えしただけでございますので、現在進行形は今の状況じゃないということはご理解をいただいておきたいと思います。  それから宇治市長の呼びかけ、こういったご発言がございました。委員会でも今後の進め方、手順等についてはお示しをさせていただいたわけでございます。したがって、民意を反映していきたい、こういうことが意向でございますので、その点につきましてもご理解をいただきたいと、このように思います。 ○八島フジヱ議長  栗栖助役。 ○栗栖俊次助役  まず緊急財政健全化計画の関係ですが、この計画は既にご承知のとおり、こういういろんなさまざまな取り組みをするということで、実際には23年度までの収支見通しを見ても、この計画実施の中でもなかなか全面的な財政難が解決するというものではない。そういう非常に厳しい見通しの中でとり得る対策として取り組んでいこうということと、それとあわせてやはり抜本的に市の活性化、人材の育成、そういうものの中で総合的に乗り切ろうという形でお示しをしておるわけですが、これまでの間、歳出につきましてはほぼ計画どおりこれまで実施をしてきました。ただ、先ほども申し上げましたように、歳入の方が全国的な経済状況の中でも非常に厳しい状況が続いておるということで、そういう部分ではさらに取り組みをしていく必要がありますし、特に今おっしゃっておられた1つの数値目標として16年度85%の経常収支比率を目指していきたいというものも上げておるわけですが、ただ、その数値目標そのものですべてが終わるというものではもちろんございませんので、これは1つのそういう目標としてはもちろん持っておらなければならないわけですが、根本的に全般的、総合的な対策をさらに進めていく。そういうことで、これが今計画しておる部分を着実に実行するということがまず第一義かと思っておりますし、その中でまた歳入の状況、税源移譲の問題、そういうものの中で、これは年々地方財政の構造が変わってきますので、そういう中で創意工夫なり努力をしていくということが肝要ではないかというふうに考えておりますし、そういう取り組みをしていきたいというふうに考えています。  それから予算流用でございましたが、いわゆる予算流用は緊急的なものに限れということでございます。やはり先ほど申し上げましたように款項で予算の議決をいただいておるわけですので、そういう趣旨に沿った事務事業を進めるためには必要な流用もあり得るというふうに思っておりますし、特に今回、先ほどふれあいセンターのことをおっしゃいましたが、ふれあいセンターはコミセンの代替機能ではございませんし、あの機能を見ていただきますと、ホームヘルプセンター、またサービスコーナー、また教育委員会での使用というような形のものでございますし、この成り立ちにつきましては、建物を寄附するというようなこともありまして、そういう中で流用措置により対応してきたというものでございますので、ご理解をお願いしたいと思います。  それからもう1点、さきの建設経済常任委員会でのご指摘でございますが、確かに我々も的確な答弁に努めなければならないというふうに考えております。このときの5時以降の当時の職員は委員会に11名出席しておりました。そのうち時間外が該当になるのが、ほとんど管理職でございますので、3名おりました。これの分の時間外はかかっておるということになります。ただ。これは山崎委員長からも、当日の報告が非常に多くありましたので、今後委員会への報告案件等については一定の配慮をするようにというご指示もいただいておりますし、そういう形で今後委員会審議についても我々も十分ご相談しながら、時間をかけないような形でご審議をお願いするよう努力をしてまいりたいというふうに思っております。  それから市政だよりの関係でございます。これはさきに市政だよりで12号墳の最高裁の結審を受けてお知らせをしたわけですが、その後今回の補正予算でご可決いただきましたけども、ああいう形で予算化をして古墳整備に一歩踏み出すということになりましたので、これはやはり市民的な関心が高いものでございますし、そういうことを踏まえて、やはり市民に直ちにお知らせをする必要があるということでご報告をしたものでございます。中身がわかりにくいというご指摘ですが、これにつきましてはなるべく我々もわかりやすくというふうにしておるわけですが、今後もその辺の表現につきましては技術的にもさらに研さんをしていきたいというふうに考えております。  私の方からは以上です。 ○八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  それでは、人事考課に関連いたしまして事業評価へのお問いかけでございます。人事考課につきまして、人材育成と表示しておきながら、先般総務委員会に報告させていたきました事業評価のうちの職員研修事業の評価結果が普通となっているが、その点どうかというお問いかけでございました。  議員もご承知のとおり、事業評価、これは今行っております事業につきまして、その意義、あるいはその効果の現状、あるいは効率性等や現在抱えている課題、これらを浮き彫りにいたしまして、できる限り客観的に評価していこうということでつくり上げたシステムでございます。事業評価制度は厳しい事業の改革、改善を目的としているもの、あわせて担当する職員の意識を改革して常に改善と実行と成果、これをローリングしながら点検していこうとする、そのためのシステムでありツールであるというふうに位置づけております。したがいまして、人事考課制度という業務と事業評価におけます職員研修制度の結果、評価結果というものが直結するものではないというふうに考えております。見ていただきましたらわかりますように、人事評価シートにおきましても事業の効果等個別の項目におきまして高い評価、あるいは普通の評価等をしておりますし、それから抱えている課題等についても列挙しながら、今後の取り組みや、やるべき、市として行うべき、担当として行うべき事業内容あるいは課題解決内容というものを明記しておりますので、若干仕組みも性格の違うものと、それから事業そのものとの関係がございますので、普通であるから人事考課制度が人材育成につながらないというものでもございませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○八島フジヱ議長  中村教育部長。 ○中村範通教育部長  それでは私の方から2点お答えをいたします。  まず教員評価制度の試行、現在行っているわけなんですけれども、35校中に実は城陽市も1校既に試行に入っております。西城陽中学校が1校今年度試行に入って、今実際実践をしているところでございます。  2つ目の学校教育目標の設定にかかわってでございますが、これにつきましては、ご指摘いただいたように、まずは学習指導要領、そして市の指導の指針、重点、これに基づきまして地域の特性、またそれぞれの学校の特性、こういうものを踏まえて学校長が設定するということになっております。その設定した学校教育目標と、そしてその学校のいわゆる教育計画、その2つを合わせて実は城陽市立小学校及び中学校の管理運営規則という規則がありまして、通称管理運営規則と申しますが、その管理運営規則に基づきまして、学校長は教育委員会にそのことを報告するようになっております。報告されたものを教育委員会が確認をし、精査をし、承認をするというシステムで学校教育目標が具体性を帯びてくるというシステムになっております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  大西議員。 ○大西吉文議員  少し延びますけれども、ご了解を得ながら要望事項をやっていきたいなと思います。  まず行財政改革ですけど、自分たちで目標数値を置きながらですね、それが実行できない。実行していくねんとおっしゃっていますけど、実際的にはその16年度で85%というのはできませんやんか。先ほどおっしゃったように、13年度ベースに置くと言わはるねん。それやったらもっと100億ぐらいあったときのベースに置いたらどうなるか。そういう問題じゃないですよ。やっぱり今の実体経済を踏まえた中で城陽市の財政をどうしていくかということが一番大切じゃないかなというふうに思いますわ。だから、できるだけ自分らの置かれた数値目標をきちっとやっぱり達成するように努力してほしい。23年、私はおるかおらんかわからんけど、80%、これは努力してほしいです。恐らく今の税金、税制の間では消費は来年冷えます。これはもうわかってますわ。そうすると購買力が低下して、今までよかったというのはIT産業です。それも今冷えてきたわけでしょう。だから、ちょっと踊り場におるようやとか言うてるけど、下方修正してますやんか。一部のことだけ見たらいかんですよ。やはり城陽市というのは8万2,000の方々が、先ほども申しましたように、みんなが幸福に生きていけるための予算をどうやはり配分していくかということだと思うんですよ。だから、このままいけば、また管理職も何年かはカットせんなんかもわからへん。我々議員も含めて、これはやはり痛みを伴って、やはり城陽市民にとって福多いことを求めていかんといかん。そのように私は思います。  それから、先ほど柏本さんがおっしゃった人事評価制度と事業評価制度はおのずと別やと言わはりましたけど、やはり人事評価をすることによって事業効率も上がるわけですよ。それは連動してないかん。その反面、事業は総合的なものやとおっしゃっているわけです。だから、僕はやはりその人事考課というものをきちっとやっていかないかん。  僕は平成8年の9月にも、これは国ですから一概には言えないと言われたらそれまでですけれども、人口350万のニュージーランドの行財政改革というものが話題になったということなんです。これは非共産圏の中で最も規制が強いと言われた経済が開放経済になって、10年間で非常な経済成長をなし得たと。それを評価したのは、経済協力開発機構のニュージーランドに関する経済調査報告書は、すべての分野で総合的かつ徹底的に行われたということを指摘していると。明確な目標を示すとともに、達成度をモニターする体制をつくられたことが行革を有効にしたと高く評価している。  今の話からすれば、目標値は置いておられるけれども、達成できなかったら何にもならへんのです。行革の目標を掲げても総崩れになる。だから目標値というものはやはり実体経済に合った中でしっかりとやっていくべきだ。あわせて庁舎の中においては人事考課制度をしっかりして、それを事業評価に結びつけていくということが大切じゃないかと思いますので、そういうことを伝えて、要望しておきます。  それと市町村合併ですけど、これは久保田市長が「橋本市長、ちょっと一緒にやりましょうやないか」と言うたときにどうするんですかという問いでしたけれども、余りそれに積極的に乗っていくと、乗っていくと言うたら語弊がありますけれども、一緒にやっていこうという姿勢が見えないわけですけど、やはりこれからは城陽市民が負を負わない合併というものを求めて積極的に市長が取り組んでいかへんだら、合併論議というのはならへんと思いますよ、だらだらだらだら、だらだらと。これはまた次の議会でも、時間がないので、次の議会でもまた取り上げていきたいと思いますけど、やはり一定の方向を出してくださいよ。私はやりますとか、やらない理由はこうですとか、やる理由はこうですという、こういうものをやはりはっきり出していただかなかったら、我々もじゃあ次にどう対応しようかということができない。ひとつそれをよろしくお願いします。  それから、僕もちょっと第2質問で聞き忘れたんですけど、教育問題ですけど、35校のうちの1校が城陽市の西城陽中学校で試行されているということだったんですけれども、これも後で結構ですけれども、やはり試行された学校とされていない学校との対比。ここはこういうふうになっていますよということをですね、ひとつまたお話し願えたらありがたいなというふうに思いますね。  頭に、ことしは災いの年だったということを申し上げましたけれども、災いも少し時がたてば幸福になる、幸が来るということも言われているわけですよ。せめて、もうあとわずかですけれども、来年は行政マンにとりましても、市民にとりましても、我々にとりましても幸多い年でありたいなというふうに思いまして、一般質問を終わります。 ○八島フジヱ議長  2時25分まで休憩いたします。         午後2時09分     休 憩         ──────────────         午後2時25分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  畑中完仁議員。 ○畑中完仁議員  〔登壇〕 失礼いたします。  太陽の会の畑中でございます。先ほどからいろんな問題がありますが、私も城陽高校の4期の卒業生でございまして、安村議員ともども、皆様にお礼を申し上げます。
     私の兄がちょうどサッカー部の1期生でございまして、兄から聞いたのでございますが、その当時はグラウンドが今の半分ぐらいでございまして、大きな石ころがごろごろしていまして、サッカー部というよりか石ころ拾いに明け暮れたという部分でございまして、兄たちが一生懸命頑張り、そして今こういう形でサッカー部が全国大会に行っていただくことは心より喜ばしいことでありまして、私も応援したいと思います。  ちょっと城陽高校の話をさせていただきますと、私は野球部でございまして、その当時、東側の半分を野球部が使いまして、真ん中がサッカー部、そして端がソフトボール、そしてそのあとにいろいろあったんですが、そういう形で使っていたんですが、特に野球部が硬球を打つと、サッカー部に当たりかけますと危ないという形でよけるんですが、なかなか当たらなく、そして上手にグラウンドを使いながらやっていたのを思い出しながら、あの当時サッカー部もなかなか強くて野球部は弱かったんですが、そういういろんな思い出が詰まった城陽高校がこういう形で行っていただくことを心より皆様とともに応援したいと思います。  それでは、これから城楊が目指すべき観光とはという形で質問したいと思います。  私も観光ボランティアの一員として活動させていただいて2年になりますが、仲間の年配のボランティアの方が、城陽みたいにおもしろいところも、いいところもないんと違うのと自信に満ちた言い方をされるにつけ、どこかと比較していつも劣っているところに目をつけ、城陽は観光はないと思い込んでいたことを反省させられます。  この前、観光ボランティアが1カ所づつ取材して、100カ所近いところの案内書を精魂込めてつくられました。その案内書を眺めながら、一つ一つ微妙な肌ざわりを確かめ、その歴史と文化を掘り起こせばすばらしいストーリーが生まれます。まず、より身近な方にわかってもらうようにしていくべきであります。その地元の地域の方々も意外にわかっているようでわからない名所を知ることによって、愛着も生まれる下地になるのではないでしょうか。これからの観光の名所を創造していくことも大切ですが、城陽市の特長を把握して、今ある宝物を磨いていくこともより大切であります。この磨くという作業が市民共同参画社会としてのありようが最もふさわしいと思います。  観光とは特別なものでなく、風景をかえ、少し日常から飛躍して遊びを入れれば、もう歩いて何分先が観光スポットになります。青谷の奥深い山々、木津川から眺める日の出や夕焼け、各地域のお寺・神社、宮本武蔵のお通が通った奈良街道、現在の建物を取り外し一コマ一コマの歴史を想像するということは、逆に今の世の中の状況がよくわかるということも言えるような気がいたします。  それでは、名所の誘導をということで。  先ほど100カ所近いところの案内書を手分けして書いたと言いましたが、実際私も青谷以外のところでは、ここにこういうお寺があったのかとか、場所がわかりづらいところがたくさんありました。例えば長池地区の島利兵衛のお芋の墓で有名な大蓮寺というお寺は、長池地区の上狛城陽線の府道を少し入るだけであり、道からは見えないため、余りわかっていただいていないような気がいたします。そこで何十カ所かの名所を決め、名所の誘導ということで目印として看板の設置を、また現場では所有者の承諾の上、わかりやすい説明文が必要ではないでしょうか。このことについてどのように考えられますでしょうか。  次に、ストーリーをつくるということで。  ストーリーは、物語をつくることが観光として大切であるとよく言われております。それは点と点を結び合わしても、都合よく解釈してもいいのではないでしょうか。このストーリーをつくることに関して、観光スポットならば何でも当てはめればいいのですが、私は道について2つの大きな要素があります。1つには、前にも述べた本能寺の変のときの徳川家康の青谷から宇治田原に向けての伊賀越えの道、もう1つは吉川英治の宮本武蔵のお通が通った奈良街道。このような道をちりばめ、点を線にして、その点を面にすればボリュームのあるストーリーが生まれるように思います。この城陽は京都から奈良の主要道路であり、大きな権力者が通った道の1つであります。そういう線を観光協会とタイアップして濃い物語にすべきであり、このストーリーをつくる必要性をいかに考えられますでしょうか。  次に、古墳の生かし方について。  城陽市にはたくさんの古墳がいたるところにあります。日本各地においても弥生時代から古墳時代に人が住んでいたところはたくさんあり、古墳自体は余り珍しいものでもありません。ただ、そこに何穴式の古墳がありました、遺跡がありましたではなく、何百年前の人々はどういう暮らしをして、そこにまつられている首長はどのような支配者であり、何かと比較できるものがあれば立体的に感じることになります。そのような努力をなされ、これまで大変多くの書物も出されたり保存しておられますが、市民感覚としては、いまひとつこの古墳にピンこないということも言え、宝の持ち腐れのように思います。今回の補正予算の芝ケ原12号古墳も入れて城陽市の100数十基の古墳を生かすには、難しい定義を並べるのでなく、その当時の生活の再現にあるように思います。この古墳の観光というものをどのように位置づけていけばいいのでしょうか。  次に、木津川の活用といたしまして。  木津川にかかる山城大橋は昭和39年、東京オリンピックのときにできました。今から40年前です。私は昭和34年生まれで、なぜかその工事の風景が当時5才にもかかわらず鮮明に覚えております。橋がないということは当然何カ所かに渡しがあったということです。40年前までは渡し船があったことは、今の状況からして驚くとともに、どのようにその当時はなっていたのかと興味のわくところであります。1つにはそういう雰囲気が味わえるものを残せないかということと、実際の当時の舟を再現して、どのように渡っていったのかを、そのようなイベントもおもしろいのではないでしょうか。  また、秋から冬にかけて気温が低い朝、川面に霧が立ちこめ、大きなカメラ道具を積んだ市民カメラマンが、この木津川の美しさを残すためにシャッターチャンスを待っておられる光景をよく目にしております。また、東側から昇る日の出と木津川の調和した美しさ、また夕焼けの燃えるような西の空の哀愁と、この木津川からの眺めは城陽の代表的な風景の名所ではないかという気がいたします。この眺めを市民の方にわかっていただくには、開放感のあるスポットが必要です。このようなものをつくれないでしょうか。  次に、おかげ踊りについて。  昭和の戦前まで、いかにこの地に住む方が伊勢神官に参ることが喜びであり、それに向かって努力していたかということを長老の方より話をしていただいております。また、市辺地区は一年の初めに繰り上げといって、扇子で静電気を利用して小さな和紙を上げ、そこに番号を書いて代表を決め、伊勢神宮にお札をもらいに行っていただくという習わしが残っており、それだけ我々の地域も今でもお伊勢さんは特別な存在です。そういうお伊勢さんの思いをあらわすものとして、おかげ踊りの絵馬が水度神社や中天満神社にまつられております。当時の熱気がしのばれ、当時のおかげ踊りとはどのように踊られていたのかが興味が尽きません。今、寺田地区の乾城の保存会の方々がおかげ踊りの復興を目指して取り組んでおられますが、この城陽の民俗舞部として、市民にも気楽に踊れるようにしていくことが伝統の復活になるのではないでしょうか。これほどの宝と地理的条件を満たし、城陽の踊りですと言える踊りもないような気がいたします。特に小学校の授業にも取り入れ、おかげ踊りとはどういうものなのかを市民にアピールすべきであり、伝統の踊りを復活するにはどのように取り組めばいいのでしょうか。  次に、今青谷はということで、この前の京都府北部の水害から。  10月の23号の台風により近畿の北部地区が、大きな川としては由良川、円山川の決壊によって、また、その支流の一級河川のはんらんにより何万戸の床上浸水に見舞われました。私も何回か京都府北部地域にボランティアに行かせていただき、あのバスがすべてつかって天井に上がっておられた地域も車から見せてもらい、これほどの水がどうやって来たのか、想像を越える水の量であったようです。ちなみに、この由良川に平行に走っている地域も軒並み石垣やコンクリートの擁壁で地盤を何メートルも上げておられ、水害で何回も痛い目に遭っておられるのがわかります。こういうことを意識してみると、川や大きな池、巨椋池の近くの地域では、長年の生きる知恵によって、その地面を上げる労力より、もし水害になったときの悲惨さを防ぐことに重点が置かれていることに、いろんな地域を走っても感じます。  私がこういう水害の場に行って驚いたことに、たかが水にぬれるだけではという軽い被害意識を優に超えた、生活そのものが台無しになり、一瞬に財産もなくなるという重いものでした。水につかるということは、きれいな水道水が床に落ちるということではなく、泥と一緒に来た泥水が家に上がることは、畳、障子、電化製品、本棚、水屋と、水にぬれたものはほとんどが使い道にならないということです。それはあの北部のごみのほかされている内容を見れば、そのすさまじさに唖然といたします。まず実際に経験がないと軽く感じてしまう傾向があるように思います。水害も人災、天災の大きな1つであると認識すべきであります。  青谷地域には代表的な天井川が2つあります。まず青谷川について、ここ何十年で、ある場所では川底が深くなったり浅くなったりしております。全体的に川の深さについての変化はどのようになっておりますか。また、何カ所かの堤防がなくなりましたが、なぜそのようになり、影響はないのでしょうか。青谷川、長谷川に山砂利跡地から307号を横断して流入しているところは何カ所あるのですか。長谷川にはどのように流入しているのですか。市辺の自治会に残っている資料には5カ村の山の立ち会い図があり、あの山砂利地域の山々にも何本もの大きな川があり、雨水を山が吸い上げ、谷からの水が長谷川、青谷川に自然に流れ込んでいました。この切り取られた山々の影響が青谷川、長谷川にもしものときの負担をかけないでしょうか。私は心配で大雨の日にはよく確認に行きます。この心配に対して行政サイドの考えを聞かせてください。  また、青谷川、長谷川のそれどれの護岸工事の割合としてどれくらいできているのでしょうか。  また、あの北部の水害に関して、支流の川があふれ出したのは川沿いの土砂が崩れ川をせきとめたり、流木が詰まってそれにいろんなものが引っかかっていくという現象が見られました。この2つの川もそういう現象が見られる要素が大きいと思いますが、このような危険性は認識されていると思いますが、どのようにお考えでしょうか。  また、新たに307号のバイパスができますが、府の土木の説明によれば、2キロ近いバイパスの排水は2カ所に分かれて、すべて青谷川に流すようになっております。今自然に流れている雨水を、とゆのように水を引きつけ青谷川に持っていくことは危険が伴うので、この工事にあわせて整備計画を立てていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○八島フジヱ議長  木村市民経済部長。 ○木村孝晴市民経済部長  それでは、観光につきまして答弁申し上げます。  まず名所への誘導につきまして、現在、緑と歴史の散歩道埋め込みサインの案内サインといたしまして道路の226カ所に埋め込み、市内6駅にはイラストマップ、駅周辺地図、広域地図の3つをセットで設置いたしております。また、現地説明板といたしましては、文化財等33カ所について設置しているところでございます。そのほか山背古道におきましても各種サイン、案内板を設置しているところですが、議員の提案も踏まえまして、観光協会とも協議し、景観にも配慮しながら、その件につきましては前向きに検討してまいりたいというふうに考えております。  次に、ストーリーをつくる必要性につきましては、畑中議員よりロマンのあるご提案をいただきました。そこで、例えば奈良街道の宿場町であった長池地域等におきまして、当時を復活させるようなユニークな催しやストーリーを観光協会と検討してまいりたいというふうに考えておるところでございます。  次に、古墳につきまして、市を代表する観光資源の1つでありまして、これまでもキャッチフレーズとして古墳のまち城陽を広くPRしてきたところでございます。そこで、例えば古墳時代の衣装、装束での観光案内や、数多くあります古墳や遺跡周辺において当時の生活の再現を行うなど、多くの方々に楽しんでいただける企画につきましても関係機関と協議し、観光として活用できないか検討してまいりたいというふうに考えております。  次に、木津川の活用につきまして、昔の名残を今に伝えていくことは大切なことと理解をいたしております。木津川は市内の中でも自然豊かなところで、数多くの市民の方々が散策やジョギングを楽しんでおられます。また、堤防の5カ所には緑と水辺のやすらぎ回廊といたしまして、桜づつみの整備を行い、開放的スポットとして多くの市民の方々にご利用いただいているところであります。また、木津川には、議員がおっしゃられましたように、渡し船が往来していた懐かしい風情もまだ残っているところでございます。それらを守っていけるような企画を検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。 ○八島フジヱ議長  中村教育部長。 ○中村範通教育部長  それでは私の方から、おかげ踊りについてお答えをしたいと思います。学校の授業にということでございましたので、観光と若干ずれて文化の伝承と学校教育というかかわりになろうかと思いますけれども、ご勘弁願います。  おかげ踊りにつきましては、昭和53年に寺田財産区や乾城地域の人たちが地域おかげ踊り保存会を、踊りや唄の伝承のために設立されたところでございます。今年度、9月18日から10月9日までの毎土曜日に4回にわたって、民俗文化財講座おかげ踊りということで、歴史民俗資料館友の会と文化協会、それに歴史民俗資料館の主催によりまして開催をしたところでございます。  開講に当たりまして、歴史遺産を現在に生かす工夫をしてまちづくりに役立ててこそ文化財は光り輝くものですと。今回は城陽の誇り民俗文化財おかげ踊りについて学び、また知り、その歴史を基盤に城陽市の活性化を図るための指標としましょうということを目的とされました。  また、学校の授業との関係でございますが、2年生の生活科で「もっと知りたいな、まちのこと」という単元がございまして、ここで地域のことを知る取り組みとして、保存会の方に協力をいただきまして踊りを教えてもらうとか、また、5・6年生が使う社会科副読本がございます。そこの社会科副読本の中で、江戸時代から伝わる行事等を調べてみようというところに、おかげ踊りを取り上げております。  今後の方向性でございますが、講座の中でのパネルディスカッションの中でも出されておりましたが、おかげ踊りを市民にもっと知ってもらい、市民の誇りとして、まちを愛する気持ちを育てるには組織的な支援が必要であるということと、そのために実行委員会的なものをつくって何らかの方向づけをしていきたいという方向性が出されておりました。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは私の方から、青谷川、長谷川につきまして、山砂利関連以外のことにつきまして答弁申し上げます。  京都府北部の水害に関連いたしまして、青谷川、長谷川はどうなるのかとの問い合わせでございます。まず、お尋ねの河床洗掘や床止工の埋没、流出につきまして、その原因と影響についてでございます。  河川管理者であります京都府に問い合わせをいたしましたところ、現地確認を行わないと詳細なことはすぐにはわからないということでございましたが、床止工につきましては、河川の洗掘を防ぎ、その低下を防止するために必要な工作物でありますので、早期に調査されるよう申し入れを行っているところでございます。  それと、護岸整備が完了している割合についてでございますが、長谷川につきましては、府管理の一級河川及び市管理の普通河川ともに、全川護岸整備が完了しているところでございます。過去に改修済みである天井川区間の老朽化護岸の改修がその後に現在進められている状況がございます。また、青谷川につきましては、一級河川として4.1キロメートルがございます。そのうち木津川流入部から約1.9キロメートルの護岸整備が完了しておりまして、ここにおきましても過去に改修済みであります天井川区間の老朽化護岸の改修が現在進められている状況にあります。  なお、上流部の一級河川及び普通河川につきましては、周辺が農地や山林であることから天然河岸となっております。また、点在して砂防堰堤が設置されている状況にございます。  それから次に、土砂の崩壊及び流木によります河道がせきとめられたことについてでございますが、砂防堰堤や流路工等の砂防施設の設置が必要なことから対策が講じられておりますが、今後も引き続き要望を行ってまいりたいと考えております。  それから国道307号のバイパスによります青谷川への流出増についてでございますが、これにつきましては地元要望の強い関係での事業でございまして、平成16年度より京都府におかれまして事業に着手されておるところでございます。  なお、国道307号のバイパスと、それと青谷川の施工管理はいずれも京都府でございますので、道路計画において当然のことながら河川管理者と調整が十分になされ、大きな影響はないとされておるところでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  池上都市整備部参事。 ○池上忠史都市整備部参事  それでは、山砂利に関連するご質問に私の方からご答弁申し上げます。  まず砂利採取場からの排水管の関係ですが、これは降雨時には国道307から砂利採取区域に入っていく進入道路、そこに降った雨水、それから平常時につきましては、事務所等の雑排水であるとかタイヤ洗いの洗浄水、また調整池の水位調整をする際の清水の放流というふうなことで、排水管そのものは5カ所ございます。  それから、地形改変の際、大雨のときどうするのかという砂利採取地との関係でのご質問でございますが、降雨時の雨水の河川流出、これにつきましては、青谷川、それから長谷川流域の約半分が砂利採取場区域になっております。砂利採取場区域の雨水につきましては、防災調整池を設置しまして、砂利採取法の基準に基づきまして全量カット方式で処理をしておるというところでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  畑中議員。 ○畑中完仁議員  淡白な答えだと思うんですけど、まず青谷川、長谷川の部分ですけど、私は307号線のバイパスができるのであって、これから護岸工事の分で心配だから、それは地域の要望として自治会の中で上がったから今ここで質問しているのに、京都府がどうのこうのということではないでしょう。それを聞いて自分たちも一生懸命その部分に対して、どういう部分ができるのかということをやっぱり自分の胸に当てて部長さんやったら言わなだめでしょう。そんな答えないでしょう。まだ今の中でね、予定やったら予定でそういう心配があるのやったら、いかにどういう部分で心配をあなたたちが言うたらまちづくりとして、その中で一生懸命皆さんの心配に対して、こういうふうにさしてもらいますということを言わなあかんのと違うんですか。ちょっと今の答えはおかしいですよ。そやから、これも言うたら京都府やから京都府とか、まちづくりの一環ですから、責任はこの場やったら、お互いの中で京都府という振り方は余りなされない方がいいですよ。  そして、今5カ所が横断面があるということなんですが、これは設置者はだれですか。307号線を許認可で通していますねん、いつ許認可がおりたんですか。設置者はだれですか。それは個人の方ですか。あれは公の道路やからどうなっているんですか、ちょっとそのあたりも詳しく教えてください。  そしてその部分の、要するに裸の山になっていますから、それがそのまま来ますから、そこに流れて、そのあたりがどうなっているのかちょっとおっしゃっていないじゃないですか。要するに今何やかんやおっしゃったんやけど、大雨のときの部分でどういうふうに流れるんですか、その水は。言うたら心配ないんですか。大丈夫ですか。  この前、安村議員の中で、時間当たりの雨量なんですが、今で時間雨量として52ミリですか。そしてこれから62ミリを意識するということだったんですが、この50年間というと、50年確率、100年確率ということがあるんですが、この50年といいますと昭和29年ぐらいに当たると思うんですけど、28年か29年。要するに28年の大水害からかなり50年たっているようですけど、どれぐらい時間雨量としてマックス、一番多かった部分を入れて、城陽市でいくと時間雨量ぐれぐらいの部分の数字が上がりますでしょうか。昭和何年に大体これだけいったとか、10個ぐらい教えていただけないですかね。私、ちょっとその資料を持っているんですけど、時間的な雨量の中で、これもちょっとそれと突き合わせてみたいので。かなり28年ぐらいからなりますと、時間雨量のこの52ミリをオーバーしているように思うんですけど、そのあたりの、この時間雨量62ミリで本当にいいのか、もう一回ちょっと考える必要があるのではないかという気がするんですけど、この確率の問題で言っても。そのあたりいかがですかね。  そして、この青谷川、長谷川は当然天井川でございまして、この前も、台風23号ではなかったんですが、かなり危ないというか、危険やなという部分もありまして、やはり相当注意しても。これを言うたら、だれかが見詰めて、相当その辺で水量の様子を見なければいけないと思うんですけど、そのあたりの青谷川、長谷川の感覚として、感覚というか、どのように思われますでしょうか。ただ一級河川で天井川だけの問題ではないと思うんですけど、やはり相当見詰め直すということが必要であると思うんですけど、あのような水害も起こらんとは限らないので、そのあたりどのように煮詰めておられますでしょうか。  そして観光協会の方にいきます。  まず名所の誘導ということなんですが、今おっしゃったみたいな部分で、例えば私が言うているのは府道からぴゅっと見て、ちょっと入ったところでわかりにくいということを言うてるんですよ。そやから何カ所あるかということと違うて、どうしたらそこに言うたら誘導できるかということを言うてるのであって、何カ所があるとか、じゃあそれはわかりにくいじゃないですか、木村さん。はっきりそんなに何十カ所、何か今おっしゃっていましたね、やっているとか何か。わかりますか。そやから結局いかにわかりやすいようにそこの方を誘導するかということが問題なのであって。例えば富野荘なんかでも極楽寺とかいろいろありますよね、国宝があるようなところ。あんなのは全然わからへんわけなんですよ、言うたら地図を見てきっちり行かな。そのあたりからして、やっぱり国宝級があるお寺が2つあるわけですよ、富野荘に。もっともっとやっぱりその国宝を生かすということであれば、もっとわかりやすい誘導、そういう部分をやはりなされた方がいいのではないでしょうかね。それは結局絞ったらいいんですよ。20カ所やったら20カ所、30カ所やったら30カ所、ここだけはきっちり誘導して説明文を置いて、そしていろんなふうにわかりやすいようにしていく、そういうふうにしたらいいんですよ。なし崩しにしやんと、それを絞ったらいいんですよ。そういう部分で何カ所している。要するに一般の人が、知らん人が来てある程度誘導できるように、何十カ所をポイントで絞って、そういうふうにしてください。  そして、今の中で、私も観光ボランティアの一員なんですが、回っていますでしょう。そしたらトイレがないんですよね。やっぱりトイレの問題。そのあたりで花の道とか、いろいろ何かありますでしょう。何々の道とか。そのあたりでどこかでやっぱりトイレの確保という部分で、それも公の部分の中でやっぱりお示しになった方がいいのではないでしょうかね。そこをちょっと質問します。  そして、ストーリーをつくるということなんですが、今も私、第1質問の中に吉川英治の宮本武蔵のお通と伊賀越えの徳川家康という部分を書いたんですが、このあたりが一番わかりやすいストーリーのつくり方かなという気がいたしたからここにこういう形でお示ししたんですが、例えば鴨谷の開発も入れて、前にも言うたように、ここが徳川家康が通った道ですよとはっきり明示するんですよ、そうしてつくって。そして、言うたら具体的に物事をしていくんですよ。そういう作業を観光協会と一緒にしたらいいんですけど、ただ、またこれも言うたら文化パルクとかいろいろ各団体の中でそっちが振られたらあかんから、観光協会の中と僕はその関係。当然やっぱり経済産業課の部署が管轄しておられるんですけど、観光協会の中の部分のつながりはどうなんですかと思うんですよ。また我々がこう言うたら観光協会はという話になっちゃったらあかんので。そして、それやったらそれでそっち側の担当している部署は観光ボランティアとか、そしていろんな民間の方のアイデアを、そっち側から主体でやるのはしんどかったら、なるべくおっしゃったことを真剣に聞いて、それを物事をつくっていくように、やっぱりそっちへ持っていってもらわなあきませんで。そっちから動いたら、初めから頭がしんどいということでペケにしはるますけど、民間の人は積極的になされるから、そういう部分が生きた形で物事ができるようにそっちも、やっぱり観光協会というのやったらそっちも一緒に動いてもうて、その中で物事をつくっていくということが大事ではないでしょうかね。そのあたり後追いになるんですけど、それはやっぱり宿命ですもの。そこにおられる部署の人はやっぱりそういう仕事ですから、これから特に観光とかいうのは大事ですから、そのあたりちょっと後追いになってもやっぱりくっついてきてもうて、どんどんどんどんやっぱり一般の方の考えを吸い上げていただいて、できたら物事をつくっていくという部分が大切なような気がいたします。  そして木津川の活用なんですが、私、きのういろいろ考えていまして、いろんな今の渡し船もあるんですが、考えたら、レンタサイクルて、今プラムインですか、あの辺にありますね。結局自転車に乗るというのやったら木津川の堤防が一番いいのと違いますか。そういう部分から考えたら、例えばどうしたらええのかなという部分を考えたら、陽寿苑に例えばああいう部分を置いといて、そして親子連れとかいろんな人に貸し出して、あの堤防を通っていただくというのが一番、あの自転車を今城陽市の中で借りていただくのやったら一番いいのと違いますか。そして、自転車をそこに持っていかんなんことによって堤防を走れないですけど、あれをああいう形で何か貸し出して、すぐ堤防を走って何か時間を過ごせるパターンをつくれば、これは借りる人間は結構いますよ。ただ陽寿苑との絡みはわかりませんけど、例えば陽寿苑と違うてもいいんですけど、そういう堤防沿いにあるとこにそういう部分でやれば、もっともっとレンタサイクリングですか、これが生きてくると思うので、そのあたり考えたら何ぼでも出てくるかもわかりませんけど、私は1つの提案としてそういう提案をしたいと思いますので、この部分についてどう思われますでしょうか。  そして、桜の季節なんかでも、2週間かそこらぐらいなんですけど、あれだけ金をかけて、やっぱりもったいないですよね。堤防の強化ということもあるんですけど、木津川の活用としてね。もっともっとあの2週間、桜のころの2週間を何とかあれだけ金かけて、もっともっと市民の方に見てもらえないかなという気がするんですが。木津川、これこそまさに城陽の宝物ですよ。ここをもっと活用すべきですわ。そしてあの美しさというか、木津川から見た日の出、日の入り、あれは美しいと思いますけどね。私は一編の歌になるのではないかと思うんですけど、そのあたりをもっともっとわかってもらうようにする。そして、もっともっと木津川の中で風景をつくれるようなところにこういう1つのスポットみたいなのを置いて、その中で市民の方に来ていただいてちょっと感覚的にロマンチックになってもらう、そういう部分が必要やと思うんですけどね。そのあたりもっと木津川の活用というものを考えてほしいんですけど、いかがお考えでしょうか。  そして次に古墳なんですが、今、芝ケ原12号古墳、今回の補正予算で見まして買うことになったんですが、これは言うたら悪いけど、後づけで答え合わせみたいなものですね、この12号古墳でも。初めは言うたら正解みたいな話やったんですが、じゃあ古墳公園としてどれだけどこかの全国で、人が足を運んで、何か有名なとこあります。そういうのはどこかあるんですか、ちょっと教えてもらえますか、古墳公園。これ土地だけで5億ですよ。その中でこの古墳公園をどう生かしていくかというと、なかなか古墳いうたってみんな頭の中にピンと来ませんから、なかなか古墳公園をはやらそうと思うと難しいですよ。ただの公園やったらいろんな道具をつけたらええけど、このあたりどういうふうにこの芝ケ原12号古墳に関しまして考えておられるんですか。そして全国の中でそういう何か身近な古墳というか、どういうふうになっているのか、ちょっと教えてもらえますか。  次に、おかげ踊りなんですが、これはまさに本城議員なり山崎議員が先頭になってやってもうてもいいような部分なんですが。ちょっと私、僣越ながら寺田地区の部分でやらしてもうたんですが。というのは、中天満宮もおかげ踊りの絵馬がありまして、私とこの地域もおかげ踊り、ええじゃないかええじゃないかという部分もはやりまして、市辺地区もあったと思うんですよ。その中でやっぱり城陽は全国的にそういう形でおかげ踊りがはやっていたのではないかという気がするんですけど、はやってましたわ。そして、まさに今の踊りですね。私も生で見たことないんですが、一回生で見て、そういう機会をつくるような機会をどんどんつくってほしいなと思うんですよ。また、その踊り手もできるような人をどんどんつくってほしいんですよ。そういう中で、我々のところの踊りはこれですというのは、まさにいいじゃないですか、このええじゃないかええじゃないかが。これを考えれば1つの文化になりますよ。そのあたりでもうちょっとこの部分を、乾城の保存会の方もこれだけ一生懸命なされて守ってこられたのを尊重しますけど、もっともっと城陽全体の踊りにしてほしいなという気がいたします。  以上で第2質問を終わります。 ○八島フジヱ議長  高橋助役。 ○高橋正典助役  国道307号パイバスによる青谷川への流出についての再質問でございますが、この307号は地元の強い要望に基づきまして京都府が事業着手するものでございますが、地元にいろいろ心配もあるかと思いますが、青谷川の施設管理は京都府が負っているものでありまして、当然のことながら、第一義的に府が責任を持って対応すべきものであります。しかし、具体的に心配があるというなら、これは市としても十分内容をお聞きし、京都府の方に伝えてまいりたいと考えております。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは私の方から、青谷川につきましての再質問に答弁させていただきます。  青谷川の確率年でございますが、50年確率というふうに聞いております。時間雨量にいたしまして約70ミリでございます。  それと、青谷川の流域につきましては、山砂利採取場が多く点在しておりまして、防災池により流出が抑制されているということがございますが、多くが天井川の河川ということになっております。市といたしましても、特に心配な形態というふうに考えております。今後ともパトロール等、河川状況を把握しながら、府に対しまして、天井川部の護岸整備や上流部の砂防施設整備につきまして、引き続き要望してまいりたいというふうに考えております。 ○八島フジヱ議長  池上都市整備部参事。 ○池上忠史都市整備部参事  5カ所の排水管の設置者とその国道占用申請の関係ですが、設置管理しておるのは事業所というふうに私は理解をいたしております。国道オーナーに関する占用申請手続がどうなっているかということにつきましては承知をしておらないところでございます。  それから、具体的に砂利採取地内の大雨のときの対策ですが、防災池の容量計算としましては連続雨量500ミリで算定をいたしております。これは200年確率の降雨で、大体40分連続降れば降雨強度が100ミリだというふうな計算になりまして、それが5時間降る量は十分耐える容量があるという基準で設置されておりまして、なお、この防災池に関しますパトロール等につきましては平成15年度から従来年3回であったものを8回に府、市とも合同でいたしまして、その防災池の状況だとか容量、そういったものについて確認をし、必要な指導・監督をしておるという状況でございます。 ○八島フジヱ議長  中嶋消防長。 ○中嶋忠男消防長  それでは私の方から、今日までの1時間の最大雨量につきましてご答弁を申し上げます。  ご質問では過去50年というご指摘でございました。ちょっと記録のない部分とかそういったものが当然ございますので、ちょっとお許しをいただきたいというように思います。消防本部が発足いたしまして42年。発足いたしまして以来の集中豪雨等によります雨量につきましてご答弁を申し上げたいと思います。  まず、昭和61年の7に月21日から22日にかけましての集中豪雨、これにつきましては71ミリを記録をいたしております。また、平成7年の8月30日でございますが、これにつきましても同じく集中豪雨によりまして61ミリという記録をいたしております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  木村市民経済部長。 ○木村孝晴市民経済部長  まず、わかりやすい誘導をとのことでございますが、これにつきましては先ほども申しましたが、検討してまいりたいというふうに考えております。  それとトイレにつきましては、ガイドブック等にもいろいろありますが、神社仏閣等にもトイレがございますので、それをどこにあるかというのわかりやすいようにガイドブックにも記入をしていきたいというように考えております。  それと、わかりやすいストーリーをということにつきまして、観光協会と産業活性課の方では常に観光に関しまして連携を密にしていろいろなことに対しまして取り組んでいるところでございますし、先ほどおっしゃられました観光ボランティアがおつくりになりました案内書、現在39カ所についておつくりになっておられるわけですが、それについても当然内容につきましてはうちの方でいただいているところでございます。それと、今後、ストーリー等につきましてはボランティアの方々も交えまして、観光協会とともに検討していきたいというふうに考えております。  それと木津川の堤防サイクリングに関しましてですが、確かに自転車の置き場所につきましては、ご提案いただきましたとおり、どこに置くかというのは検討してまいりたいというふうに考えております。  それと桜づつみに関しまして、現在その季節にはいろいろな方たち、団体の方にご利用いただいているところでして、ことしからはまた桜まつりにつきましても実施しております。おっしゃっていただきましたことも踏まえまして、木津川の堤防につきましてはいろいろと企画等を考えまして、ご利用いただけるように考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  中村教育部長。 ○中村範通教育部長  それでは私の方から2点、古墳に関係することとおかげ踊りで再度。  まず古墳に関係することでございますが、やはり東部に点在する古墳について、やはり古墳群という意味合いを持たせて、まず保存と活用ということを考えていきたいというふうに思っております。特に私ども今、緑と歴史の散歩道というものを実際設定しておりますし、それをネットワーク化するという観点で活用を図っていきたい、考えていきたいというふうに考えております。  おかげ踊りにつきましては、先ほども申し上げておりましたが、学校教育の観点からということで文化の伝承ということを考えていきますときに、現在今幾つかの学校で実際保存会の方に来ていただいて、直接踊りを見せていただいて体験するというようなことも授業の中で取り入れております。ただ、それは全地域じゃなくて、やはり寺田と名前のつく学校が今は主でございます。ただ、基本的には先ほど申し上げました副読本にも取り上げておりますし、そういういわゆる郷土の歴史、文化を学習する中でですね、またこういうことが具体的に拡大していくものではないかなというふうに考えております。 ○八島フジヱ議長  池上都市整備部参事。 ○池上忠史都市整備部参事  先ほどの国道の排水管の占用に関しまして言葉足らずがありましたので、補足させていただきます。  その排水管につきましては、国道の占用許可物件であるという認識をいたしております。 ○八島フジヱ議長  畑中議員。 ○畑中完仁議員  今の話ですが、占用という部分なんですが、後で、どういう形で許認可があって、どういう方が占用基準をなされているのか、ちょっと教えてください。  5カ所というと、僕はそんな、3カ所かなと思ったんやけど、5カ所もあったんですね。これは意外にやっぱり山砂利の方の雨水を洗って、そこから大分やっぱり青谷川に入っていますので、そのあたりの対策というか、もう一回考えてほしいなと思うんですけど。これはいきなりポッと青谷川が上がるのは、そこの原因もあるのではないかという気がするんですが、ちょっともう一回それがどういう形で水になってどういうふうに流れているのかというのを、大雨のときに僕も見ていないのでようわからないんですが、ちょっと大分検証する必要があるのではないかという気がいたします。  そして、先ほど第1質問の中で、京都府北部で見まして、いろんな意味でふたしてしまうんですよね、まず大雨のときに。そこから流れんようになっていろんな部分で浸水していくということなんですけど、そのあたりやっぱり青谷川、長谷川というのはそういう要素が大きいので、いろんなことが起こり得る可能性がある川だと思います。そやから、そういう中でやっぱりいろんな部分を、ここはこうなったときどうなのかということをもう一回チェックする必要があります。ぜひそういう部分でチェックしていただいて、そしてもう一回安全管理に万全を期していただきたいと思います。
     そして、今のおかげ踊りなんですが、子どもの対象の部分で言うてはるのやけど、結局大人もああいう部分って知らないと思うんですよ、おかげ踊りというのを。中村の人でも、絵馬があってもどういう踊りかというのはほとんど知らないので、結局そういう機会をつくるということでしょう。例えば城陽の中で催しとか何かありますやん。僕は乾城の保存会の方は知りませんけど、そう言うたら怒られるのかもわかりませんけど、そういう部分でいろんな機会をつくって、そこに見てどう感じるかそれはやっぱり市民の方一人一人感覚が違いますから、ええと言われる方もおられますし、いろんな感覚を大事にして、こういう部分で城陽は昔こういう踊りをしていたんですよということをして、その中でもし参加もできますよ、そして何やったら一緒に踊りましょうとか、そういうスタイルに持っていけないでしょうかね。そういうスタイルであれば何かこう城陽の踊りとして定着するのではないかという気がするんですけど。  考えたら今私もいろいろ提案型の部分で、木村部長もきょうどんな質問をするのかなと思いながらどきどきされた部分もあったと思うんですけど、結局よくおっしゃるみたいに、いつもけつたたかんといてえなという話なんですけど、私はもっともっとけつたたいて、その中でやっぱり、物事をつくるにはそういう部分でないと観光というのはできないのではないかという気がするんで。やはりそれとともに、やっぱり観光協会の今の部分の関係ですね。観光協会との関係、そして観光ボランティアとの関係、そして行政との関係、その中を上手に考えていただいて、やはりこれから物事をつくるということで、そして物事を磨くということでぜひ頑張ってほしいなと思います。  以上で終わります。 ○八島フジヱ議長  これをもって一般質問を終わります。      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  以上で本日の日程は全部終わりました。  お諮りいたします。  明日12月23日から12月26日までは休会とし、12月27日午前10時から本会議を開きます。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○八島フジヱ議長  ご異議なしと認めます。よって12月17日午前10時から本会議を開きますので、お集まり願います。  本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さまでした。         午後3時18分     散 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                 城陽市議会議長 八 島 フジヱ                 会議録署名議員 山 崎   稔                    同    妹 尾 茂 治...